ヨメろぐ

嫁を通して見た小宇宙!同居人の介護のため、31年間続けた仕事を辞めてヨメはじめました。ちょっと笑える日々のことをイラスト付きで更新中✍

2022-01-01から1年間の記事一覧

うんち・・・のお話

介護において「うんち」のお話は、繊細かつ重大である。ヨメの家でも何度も話し合われてきたが、なかなかムズイ・・・。 本人の思いと家族の思いのすれ違い、である。 ばあちゃん、要介護1、今年で87歳になる。最近、元気になったかな、と思うのであるが、「…

人生の選択

進学する・しない 結婚する・しない 子供を産む・産まない 働く・働かない 同居する・しない 出世道を選ぶ・選ばない 退職する・しない 介護する・しない 今まで色んな選択をしてきたな。もちろん、自分の力ではどうにもならないものもある。選択できるとし…

ツレのパトロール

ツレは朝起きたらタバコを吸いに外に出る。一服すると家の周囲をトコトコ周る。ムカデが家に侵入しようとしてはいないか?ヤツデやヘビが出てきてはいないか?せっせと朝のパトロール。 仕事から帰ると夜のパトロール。今日は何かを見つけたらしい。ホタル・…

愛すべきばあちゃん

今日は、ばあちゃんと車でお出かけ。 車に乗るといつもの音声ガイド。ヨメの車はよく喋る。必ず「今日は〇〇の日です。」と教えてくれる。今日はなんだろう? 「今日は日照権の日です。」 へえ、そんなのあったんだ。 ばあちゃん、驚いたような顔で「今日は…

観光ガイドボランティア再開・猛勉強の巻

コロナが全国的に落ち着きを見せ、観光客がポツリポツリと戻ってきた。3ヶ月ぶりのガイドである。 忘れてる・・・。あれほど勉強したのに忘れている。元々、歴史は苦手である。ヨメの頭で時代を区分するならば、過去・現在・未来・・・である。もう一度、日…

ばあちゃんとカートと人探し

ばあちゃん、要介護1。まだまだ元気であるが、時折、生気の抜けた顔になる。ボーっと何処かを見ているが、どこなのかヨメには分からない。こんな時は買い物に連れ出す。近所のスーパーへ。 膝が悪いので、ばあちゃんはカートを押す。買い物カゴを乗っけてカ…

絵本の読み聞かせ始めてみました♫

月に1度の絵本の読み聞かせの会。 プニョプニョした子供たちに会える日である。ヨメはここで絵本の読み聞かせボランティアを始めた。この会の歴史は長く、何とヨメの子供たちの時代からずっと続いているとのこと。知らなかった。いろんな人が子どもたちのこ…

コロナ疑惑に垣間見た世界

「もしもし、保健所ですが・・・。」 なんだ?保健所って? ばあちゃんがショートステイした施設でコロナ陽性者が出た、とのこと。いわゆる、ばあちゃんは濃厚接触者。PCR検査を受けるように、という電話であった。ショートステイから帰ってきて3日後のこと…

時代の変化。誰の手を握る?

「お父さんはどうでもいい。お母さんが肝心。」と、 父はツレの父親との握手は早々に、母親の手を何度も握りしめ、「頼みます。頼みますよ。」と頭を下げていた。 35年前か・・・。 父は長男で、母は、父の両親、弟、妹が暮らす中に飛び込んだ。同居の大変さ…

欲をかくと損をする⁉️

卵の特売‼️ 1パック128円也。♫ ヨメのテンション爆上がり。ツレと2人で2パック・・・、ん?待てよ。 【ひと家族さま、1パックまで】の注意書き。 ヨメ、悪知恵を働かす。 「ツレ〜、先に卵だけ買って、車で待ってて。別家族のフリして2パックゲットしよう。…

『彼女』のお話

インドネシアで出逢った『彼女』。 『彼女』もまた、仕事で単身赴任。 ヨメは3年でその地を後にするが、『彼女』が日本に本帰国したのはインドネシア滞在13年を終えてである。夫は日本に、子どもは『彼女』と行動を共にした。 出世欲は・・・全くない。 自分…

蚊の取り持つ幸せ

電車の中。 隣には高校生。英単語を一生懸命に覚えている。羽生結弦さんに似た横顔。 な〜んか、かわいいなあ。ヨメ、ドキドキおばさんに変身する。 プ〜ン。蚊が1匹2人の間に割り込んだ、 少年が叩こうとするも、惜しくも逃してしまう。蚊が安堵の息をつく…

期待しない

ねちょ、踏んだな・・・。 ばあちゃんは、この頃、仏壇に供えた仏飯を手づかみで食べながら台所に戻ってくる。その途中でご飯粒を廊下にこぼす。ヨメがそれを拾う。本人、こぼすつもりはないのだが、こぼれる。そして、そのことに気づかない。 ばあちゃん、…

誰が欠けてもダメなんだ・・・な。

人権擁護委員会総会のとき、偉い方がこんなお話をされました。 『NHKの朝ドラで「あんこを炊く時は、小豆の声を聞け。美味しゅうなあれ、美味しゅうなあれ。時計に頼るな。火から下ろすタイミングは小豆が教えてくれる。「美味しゅうなあれ」って言いながら…

ブログを書く理由

「何のために自分の私生活をブログで発信するの?」と、友人。 うんと・・・、何でだっけ? 2018年3月31日、介護のために早期退職した時にブログを始めた。家にいることへの決意表明であったか?何かをしなければ自分を保てなかったか?今日までに402記事をu…

ばあちゃん奮闘する、の巻

ヨメはついに言ってしまった。 「ばあちゃん、もういい加減にして。いっつもいっつも、ため息ばっか、しんどいとか、人の悪口とか、不平不満ばっか。もう聞きたくない。ヨメもストレスで膀胱炎なんよ。周りにいる者もしんどいんよ。できないことが増えて嫌な…

灯りを消す人

この頃、思うのである。 灯りを灯そうとしても、消したい人がいるんだな。今日も階下から号泣の声。ばあちゃんである。3年前の息子たちの結婚式の集合写真を見ては号泣している。 気持ちは分かる・・・。 じいちゃんも車椅子で写っているもの。 しかし、だ。…

ピンポンダッシュかよ!

ピンポン、ピンポン〜♫ 「ごめんください。ごめんください!」 9:20分。 ヨメの楽しみにしているラジオ講座の真っ最中。 「は〜い。」 2階から降りてみると、そこには、ばあちゃん。 どーゆうこと⁉️ 「アンタが降りてくるか、鳴らしたんじゃ。」 満面の笑み…

ヨメの心の光と闇

レギュラーガソリン160円。ちょっと価格が下がったな。今のうちに入れておこう。 あれ? お金を入れていないのに、給油機が稼働し始めた。 え? 「これってラッキー?」って戸惑いながらも給油のホースを手に持つ。 ・・・。 「やっぱ、不具合だよね。ちゃん…

ばあちゃんとケーキとロウソクと

「ケーキを買いに連れて行ってくれえ。」 ん?ケーキ?何で? ばあちゃんの友人のお誕生日らしい。 今までそんな事はしたことないのに、どうした⁉️ばあちゃん。 「祝ってやりたいんじゃ。」 優しいねえ。いいじゃん。買いに行こう。♬ 「ねえねえ、ツレ〜。今…

じいちゃんと桜と小さな罪と

4月。 桜が咲き始めた。 じいちゃんを思い出す。 ヨメが同居して初めてのお花見。 キレイだと見上げるヨメに、じいちゃんがボギッと桜の枝を折り、ヨメに差し出した。 「ほれ、やるわ。」 ええええ〜!今、折ったじゃん。 これって禁止されてるよね。Σ(゚д゚…

雨の日の過ごし方

3月11日以降の ヨメの気持ちはジェットコースターであったな。 何処からともなく湧きあがる不安と怖れ。充足感と倦怠感、希望と喪失感・・・。 なんだ、これ? 今朝、TVの天気予報を見ながら、ツレがつぶやいた。 「人生も天気と一緒だね〜。晴れの日も、雨…

震災と結婚記念日と献血と

3月11日、14時46分。 東日本大震災。 今なお多くの方々が避難生活を続けている。 11年という年月の重さ・・・。 復興を、亡くなられた方々の鎮魂を、お祈りします。そして、苦しみ丸抱えで、前を向いて歩こうとしている方々の姿に、被災をしていない人の方が…

ばあちゃん、お前もか⁉️

ばあちゃんの姉、あーちゃんの夫が亡くなった。 キムチ鍋を囲みながら、ばあちゃんが言う。 「色々、大変じゃと。あーちゃん、息子と色んなとこに行くらしいで。(手続きに)」 一家で誰かが亡くなると悲しむ間もなく色々な手続きに追われるのである。 ヨメも…

ロシア軍の軍事侵攻に思うこと

ロシアのウクライナ侵攻。力でもって押さえつけようとする。 領土、資源、環境をめぐる利害関係において、優位な立場に立とうとする。強いものが弱いものを制してきた戦争の歴史。 繰り返したくないな。 悲しいじゃないか・・・。 ヨメに何ができる? 考えて…

猫の日って⁉️

今日は2022年2月22日。スーパー猫の日と聞いて、ヨメ驚いた〜。 知らんかったわ〜。 ばあちゃんがデイサービスから帰って来て、「今日は猫の日なんで!」 「へえ〜、なんで猫の日なん?」と聞くヨメにばあちゃん、得意顔で指を一本ずつ突き出して、「い・い…

母の夢

「ねえ、私、たくさん夢があるの。」 施設にいる母が言う。 月に1度のスカイプ面会。 今年で90歳になる。 コロナ禍で、もう2年以上、母は施設から外に出ていない。 夢ってなあに? 「今は無理だから言わないわ。外出できるようになったらね、教えてあげる。…

食えない奴⁉️

ハッサク、ドッカーン。 たくさん頂いた。ヨメの好物である。 と、いうか、幼き頃のよき思い出なのだ。 母が冬になるといつも着物を着て、白いエプロンをし、コタツに入ってハッサクをむいでくれたのを思い出す。ヨメは母のその姿が好きであった。 「美味し…

ばあちゃんと宅急便ᕦ(ò_óˇ)ᕤ

ばあちゃん、朝からせっせと野菜を収穫。娘に「お供えの菓子箱」を送くるついでに野菜も送ろうと頑張っているのだ。 どうにもこうにも一つの段ボールに入りそうにない。 2個口で送ろうかとヨメが迷っていると、背後からばあちゃんの声。 「早うせい。今のう…

誰のせいでもないですよ

ふぅ〜。 「誰のせいでもないですよ。」 ヨメはヨメの心を抱きしめる。 そうですね。 ありがとう。 この地球に生まれて、色々なことを体験・経験しながら生きている。色んな感情にもみくちゃにされながら生きていく。 それもいいかも、って笑ってしまう。 ヨ…