じいちゃん、ばあちゃんの病院の日。このところ調子もいいので、インフルエンザ予防注射💉を今のうちに打っておこうよ!と、ヨメが言う。
「今日は打てん。」と、ばあちゃん。
あれ〜、調子悪いのかなあ?ヨメ、聞いてみた。
「いいや、調子はええけど、今日は打たん。」
「なんで〜?」
理由は、『いつもは11月に打っているから、10月には打たん!』ということらしい。
はあ〜。
おまけに、「じいさんと話したけど、今日は打たん!て、言いよる!」と、じいちゃんのせい。
あのねえ、ばあちゃん。
たった今、じいちゃんとばあちゃんに話したのに、いつ、じいちゃんと話したんかい⁉️
じいちゃん、
「わしゃあ、なんも言うとらんで。」
ほーら、みろ!
とにかく体調がいい時に打っとこうよ。11月に体調がいいかはわからんじゃろ。それに、娘のところに旅行に行くんだよ。分かっとる?
「ほいでも、いつもは11月なのに・・・。」
じいちゃん、ばあちゃんを一喝❗️
「なに訳のわからんこと言いよるんな!われも、頑固じゃのお〜。」
まずい!ばあちゃんの目が赤くなるー。
ばあちゃん、いきなりゴホゴホゴホ・・・。
ヨメ、じいちゃん、無視〜。
ばあちゃん、まだコーヒーが残っているヨメとじいちゃんのカップを取り上げ洗う・・・。
ヨメ、じいちゃん、無視〜。
ばあちゃん、ヨメの読みかけの新聞をたたみ、じいちゃんに渡す。
ヨメ、じいちゃん、無視〜。
ばあちゃん、病院の待合室で隣の女性にインフルエンザ予防接種をしたかを聞く。まだしていないとの返答に、「10月は早いよの〜。」とつぶやく。
ヨメ、じいちゃん、無視〜。
診察室に入ると、先生が一言。
「調子がいい時に予防接種しときましょう。」
ほらね!
ばあちゃん、腕を出しつぶやいた。
「痛いのぉ〜。」
ヨメ、笑いをこらえる🤣。
インフルエンザ予防接種は11月にしなければいけないっていルールはないんだよ❗️思い通りにならないからって反撃はやめてよ。疲れるわ〜。
人は、過去の経験や、周囲から自分に都合の良い情報だけを取り出し、自分なりのルールを作ったりする。そして、そのルールに縛られ、自由に動けなくなる時がある。
「こうでなければならない。」っていう思考を手放した時、新しいものが見えてくるんだ。意識を今におこう。そして変化を楽しもう。
水のごとく形を変え、与えては受け取る、循環する流れのなかに生きていることを思い出そう。とどまると水は腐っちゃうよ〜。
って、ヨメ、自分に言う・・・。
昨日は疲れた〜。
今日も元気で頑張ろう💕