「あれ〜、腕のところ、虫が食ってる。あー、2つ穴がある〜。」
ツレが叫ぶ!
フン!
ヨメの心が反応する。
『ヨメのせいじゃあないもん。そんなの知らない。』
ばあちゃんの弟さんの四十九日法要。
ツレとばあちゃんが参加する。
ツレ、準備でバタバタ。
『だから、早目に準備しとけって言ったじゃん。』ヨメ、心の中でつぶやく。
ヨメ、 💡。
「マジックで穴から見えてる白い下地を塗ったらいいじゃん。」
大成功💕 穴、見えなーい。
ばあちゃんも喜んでパチパチパチ👏。
ツレ、大丈夫かな?
法要から帰ったツレが言う。
「やられたわ〜。もう一つ、エリの先っちょに虫食いがあった!虫もなかなかいいところを食ってるわ!」
なんで嬉しそう?
やはり、彼の思考は理解できん。
喪服にアナがあいていたって、ツレはヨメのせいにはしない。たいして重要とは思っていないのか⁈
いや、ヨメが感じないだけか?
『木々は曲がることで光のさす方へ伸びていき、シャクトリムシはぐいっと屈むことでまっすぐに伸びる。窪むことでそこに水がたまり、服が破れることで、新しい服を作る。』
どちらが正しい、悪いなんて、言い張ったり、争う必要もないなあ・・・。
自ら飾らず、起きた事実を見る👀。そして、受け入れる。
げげげげげ〜。虫さんのおかげで、ヨメ、学習してるんじゃないかー。