ヨメろぐ

嫁を通して見た小宇宙!同居人の介護のため、31年間続けた仕事を辞めてヨメはじめました。ちょっと笑える日々のことをイラスト付きで更新中✍

ヨメの母

    母は施設に入っている。

車イス生活。

毎日のように着信履歴。

軽くスルーしていた時もあったが、今は出来るだけ電話をするようにしてる。

義父母を通して、あまり時間が残っていないことをつくづく感じるからだ。

    施設へも月に2回は行くようにしている。

じいちゃん、ばあちゃんがいるので急いで帰らなければならないが、二人とも快く送り出してくれる。有り難い。♫

施設まで車で1時間半。渋滞にあうと2時間かかることもあるけどね。

    

    「昨日は大雨が降ったねえ〜。」って言うと、母は「あら、晴れてたんじゃないの?」って言う。

ん?ボケてるのか?

・・・あ〜、そうであった。

母は施設から出ることがないのだ。以前は、月に一度は職員さんとお散歩していたが、今や人手不足。それはかなわない。

    母は毎日、施設の中で何を思って暮らしているのだろうか。

ただただ、時間が過ぎていくのを待ってるの?

泣けてくる。

 

    気晴らしに友人にハガキを書くことを勧めてみた。「上手く書けなくなった。」とボヤきながら一生懸命に書いていた。

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母の言葉が胸に突き刺さる。

母は、歩けると思っているのか?

そんなの無理じゃん!

でも、歩きたいんだよね。

誰だってそうだよね。

見ないようにしていた母の思い。

ハガキなんて書かせなきゃあよかった・・・。

 

    母のためにできること。

                           なんだろう?