母は施設に入っている。
車イス生活。
毎日のように着信履歴。
軽くスルーしていた時もあったが、今は出来るだけ電話をするようにしてる。
義父母を通して、あまり時間が残っていないことをつくづく感じるからだ。
施設へも月に2回は行くようにしている。
じいちゃん、ばあちゃんがいるので急いで帰らなければならないが、二人とも快く送り出してくれる。有り難い。♫
施設まで車で1時間半。渋滞にあうと2時間かかることもあるけどね。
「昨日は大雨が降ったねえ〜。」って言うと、母は「あら、晴れてたんじゃないの?」って言う。
ん?ボケてるのか?
・・・あ〜、そうであった。
母は施設から出ることがないのだ。以前は、月に一度は職員さんとお散歩していたが、今や人手不足。それはかなわない。
母は毎日、施設の中で何を思って暮らしているのだろうか。
ただただ、時間が過ぎていくのを待ってるの?
泣けてくる。
気晴らしに友人にハガキを書くことを勧めてみた。「上手く書けなくなった。」とボヤきながら一生懸命に書いていた。
母の言葉が胸に突き刺さる。
母は、歩けると思っているのか?
そんなの無理じゃん!
でも、歩きたいんだよね。
誰だってそうだよね。
見ないようにしていた母の思い。
ハガキなんて書かせなきゃあよかった・・・。
母のためにできること。
なんだろう?