ヨメの古里。
賑やかな町・・・であった。
一本筋の商店街
鉛筆買った文具店
「いつも通りに」の散髪屋
横道それて酒屋さん
薬屋、肉屋、本屋に八百屋
「寄って行きんさい。」
近所のおばちゃんが声をかけてくれたっけ。
駐車場が増えたなあ〜。
ヨメ、十数年ぶりに故郷のお祭りに行ってきたー。
祭りの賑わいはヨメの知るそれとは違ってた。人が少なくなったな・・・。
それでも、太鼓の音に心が弾む。
「やぶ 👹」に泣き叫ぶ子供たち。
随分と時間が経ったな、と今は亡き祖父母や父、叔父を思い出す。
祭り・・・神に感謝し、自然の恵みに感謝する。日本では、自然のあらゆるものやことに神が宿っていると考えられている。
ヨメはこの考え方が好きだ。
高齢化が進み、田畠を手放す人も増えた。
稲穂の実りを子供たちは身近に見られない今日。
戦後数十年で人々の暮らしは変わった。便利な世の中になったもんだ。便利になるにつれて、失うものもある。
祭りの心意気、自然、ご先祖様や神様、仏様、something great への感謝の気持ち・・・受け継がれるといいな。
「元気じゃったか?来たんじゃね。」
懐かしい声に振り向く。
ああ、みんなも元気だったのね〜。