ヨメろぐ

嫁を通して見た小宇宙!同居人の介護のため、31年間続けた仕事を辞めてヨメはじめました。ちょっと笑える日々のことをイラスト付きで更新中✍

ばあちゃんとリモコンとお薬と

 「何番?何番を押せばええんじゃ?」

ばあちゃん、テレビ📺の番組を変えようと必死である。

「あー、5番だよ。5を押して!」と、ヨメ。

いくら押しても番組が変わらない、と、ばあちゃん、怒ってる。

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 仕方がない。ヨメの出番だ。

「貸してみんさい。5番よ!」

む?

むむむー。

 

 これって、受話器📞じゃないかーい!😳

ナンバーディスプレーに「55555555・・・。」の表示。🤣

そりゃ、変わらんわねー。

「これ、電話じゃん。リモコンはこっちだよ。」

 

 ばあちゃん、ムっとして

「誰がテーブルの上に、受話器置いたんか!」

 あの〜、さっき、娘さんとこに電話をかけてそこに置いたのは、ばあちゃんですけど・・・。

 

 最近、ばあちゃんの記憶は長くはもたない。

忘れちゃう。

と、言うか、なかったとこになる。

なので、朝から何度も同じ話をヨメはする。

 先日、病院から認知症の進行を抑制するお薬が処方された。耳が聞こえにくくなっていることも誘因かもしれないな。

 

 認知症の改善策を教わった〜。

①自分が必要な存在だと認識させること

 本人ができることは何かを把握して、できることをお願いする。それが、達成感や互いの信頼感につながるそうだ。そしてできたら大げさなくらいに褒め、感謝の気持ちを伝える。

 
②プライドを傷つけないこと

「叱らない」「指摘しない」「否定しない」よう注意する。できるだけ相手の意思を受け止め穏やかな声で対応する。言い聞かせようとしても、かえって、反感を抱かせることにつながる。

 
③なるべく環境を変えないようにして、人間関係、生活環境、生活習慣を認知症の人のリズムやペースに合わせてあげること。


④孤独にさせないこと。

 孤独は不安感を募らせ、不安感は認知症を悪化させるから、時々話しかけること。

 

  なんだかこれって、誰にでも必要なことじゃないかなあ〜。人に優しさを思い出させるために、認知症の方って出現しているのかしらん。