「何番?何番を押せばええんじゃ?」
ばあちゃん、テレビ📺の番組を変えようと必死である。
「あー、5番だよ。5を押して!」と、ヨメ。
いくら押しても番組が変わらない、と、ばあちゃん、怒ってる。
仕方がない。ヨメの出番だ。
「貸してみんさい。5番よ!」
む?
むむむー。
これって、受話器📞じゃないかーい!😳
ナンバーディスプレーに「55555555・・・。」の表示。🤣
そりゃ、変わらんわねー。
「これ、電話じゃん。リモコンはこっちだよ。」
ばあちゃん、ムっとして
「誰がテーブルの上に、受話器置いたんか!」
あの〜、さっき、娘さんとこに電話をかけてそこに置いたのは、ばあちゃんですけど・・・。
最近、ばあちゃんの記憶は長くはもたない。
忘れちゃう。
と、言うか、なかったとこになる。
なので、朝から何度も同じ話をヨメはする。
先日、病院から認知症の進行を抑制するお薬が処方された。耳が聞こえにくくなっていることも誘因かもしれないな。
認知症の改善策を教わった〜。
①自分が必要な存在だと認識させること
本人ができることは何かを把握して、できることをお願いする。それが、達成感や互いの信頼感につながるそうだ。そしてできたら大げさなくらいに褒め、感謝の気持ちを伝える。
②プライドを傷つけないこと
「叱らない」「指摘しない」「否定しない」よう注意する。できるだけ相手の意思を受け止め穏やかな声で対応する。言い聞かせようとしても、かえって、反感を抱かせることにつながる。
③なるべく環境を変えないようにして、人間関係、生活環境、生活習慣を認知症の人のリズムやペースに合わせてあげること。
④孤独にさせないこと。
孤独は不安感を募らせ、不安感は認知症を悪化させるから、時々話しかけること。
なんだかこれって、誰にでも必要なことじゃないかなあ〜。人に優しさを思い出させるために、認知症の方って出現しているのかしらん。