「旅行にでも行きたいの〜。」
ばあちゃん、広告を両手につぶやく。
そーだねー。
「友だちと一緒に行ってきたらいいよ。じいちゃんのことはヨメに任せて!」
「う〜ん。」
ばあちゃんがうなる。
あ❗️トイレが心配なんだな。
「念のために紙パンツはいてたら心配ないよ。」
「ほーじゃの〜。」
ばあちゃん、うかぬ顔でつぶやいた。
「友だちとはいかん。」
えー!
「じゃあ、娘のゆきちゃんと行けばいいんじゃない?」
ばあちゃん、
・・・。
ばあちゃん、 ヨメを指差した。
「あんたと!」
*注「あんた」=「あなた」
それは、ムリ〜❗️
ばあちゃん、ご指名、ありがとう。
でも、ごめんなさい。🙏
無理でございます。
その広告をそっと隠したヨメである・・・。