じいちゃんが転倒。右肋骨を打撲。
トイレに行こうと立ち上がったときに転んだらしい。
じいちゃんが言う。
「いつまでこの苦しいのが続くんかの〜。まだ逝けんのかの〜。」
在宅酸素治療
食欲減退
運動機能低下
紙パンツ
加えて今回の打撲・・・。
そりゃあキツイよね、じいちゃん。
人はいつかは死ぬ。
酷使したこの体を返す時がくるのである。
産まれた瞬間から死に向かって歩んでいるのだから。しかし、それがいつなのかは誰にも分からないのである。ただただ寿命まで生かされる身なのである。
ヨメは義父母の老いていく様子を間近で見て、自分の老後を考える。人生の終い方について考えるのである。
1年前の夏には、じいちゃんも焼肉を食べに外出していた。たった一年前までは・・・。
それが今や病院以外は一歩も外に出ない。延々とテレビを観る生活。酸素を吸入していても動くと苦しい、食べるのもしんどい、とボヤク、ボヤク、ボヤク・・・。
夜、じいちゃんの部屋から話し声が・・・。
いたずら心でツレとドア越しに耳をすます。
「のお、ばあさん。あれら(ヨメとツレ)にも人生があるんじゃけん、できるだけ邪魔したらいけんぞ。ワシらは野たれ死にでもええんじゃけんの。ワレ(ばあちゃん)もちょっとは辛抱せえの。」
気にかけてくれているんだね。しかし、野たれ死にって・・・。ツレと笑う。🤣
それがじいちゃんの人生の終い方。
ボヤキ、人にあたることもあるけれど、心の底に覚悟がチラリ。
ヨメは願う。
ヨメはこの世の最期にはこう呟くんだ。
「あ〜、楽しかった。ありがとさん♫。じゃあね。」
お友達のガーデンは花盛り♫
植物ってなんで咲く時期が分かるのかしらん?
散る時期も・・・。