ヨメろぐ

嫁を通して見た小宇宙!同居人の介護のため、31年間続けた仕事を辞めてヨメはじめました。ちょっと笑える日々のことをイラスト付きで更新中✍

じいちゃんのボヤキと転倒と人生の終い方

 じいちゃんが転倒。右肋骨を打撲。

トイレに行こうと立ち上がったときに転んだらしい。

 

じいちゃんが言う。

「いつまでこの苦しいのが続くんかの〜。まだ逝けんのかの〜。」

 

 在宅酸素治療

 食欲減退

 運動機能低下

 紙パンツ

 加えて今回の打撲・・・。

 

そりゃあキツイよね、じいちゃん。

 

 人はいつかは死ぬ。

酷使したこの体を返す時がくるのである。

産まれた瞬間から死に向かって歩んでいるのだから。しかし、それがいつなのかは誰にも分からないのである。ただただ寿命まで生かされる身なのである。

 ヨメは義父母の老いていく様子を間近で見て、自分の老後を考える。人生の終い方について考えるのである。

 

 1年前の夏には、じいちゃんも焼肉を食べに外出していた。たった一年前までは・・・。

 それが今や病院以外は一歩も外に出ない。延々とテレビを観る生活。酸素を吸入していても動くと苦しい、食べるのもしんどい、とボヤク、ボヤク、ボヤク・・・。

 

 夜、じいちゃんの部屋から話し声が・・・。

いたずら心でツレとドア越しに耳をすます。

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「のお、ばあさん。あれら(ヨメとツレ)にも人生があるんじゃけん、できるだけ邪魔したらいけんぞ。ワシらは野たれ死にでもええんじゃけんの。ワレ(ばあちゃん)もちょっとは辛抱せえの。」

 気にかけてくれているんだね。しかし、野たれ死にって・・・。ツレと笑う。🤣

 

 それがじいちゃんの人生の終い方。

ボヤキ、人にあたることもあるけれど、心の底に覚悟がチラリ

 

 ヨメは願う。

ヨメはこの世の最期にはこう呟くんだ。

「あ〜、楽しかった。ありがとさん♫。じゃあね。」

 

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お友達のガーデンは花盛り♫

植物ってなんで咲く時期が分かるのかしらん?

散る時期も・・・。