夜の9時。
ベッドから起き出しキッチンへ向かう。テーブルの上には焦げたハンバーグが1つ。
これが、今日の夕食。キャベツをそえるとか、なんとかできなかったのか?
まあ、ツレにはハードルが高い。
圧倒的に経験不足だ。
主婦が倒れたら一体どうするのか?
主婦に休みはないのか?
主婦は不死身とでも思っているのか?
(昼間に寝られるからいいじゃん、とでも思ってるのか?)
それは日曜日の出来事。
う〜、寒気がする。朝から何やら調子が悪い。昼食後、横になって休んでみる。夕食準備の時間が刻々と近づくが身体がだるい。
ツレが『葛根湯』を持ってくる。ありがたいけれど、ヨメが欲しいのは薬もだが何も気にせず休む時間である。
ツレ〜!
「きみは寝ていなさい。夕食は僕が作るから』ってなぜ言わん? 妙にツレに怒りが湧き上がる。
ブツブツ言っていると「手伝うよ」発言。
「手伝う」じゃないだろうー。1人でやるんだよ〜!ってヨメは思う。腹たちまぎれにヨメはプイッと二階に上がり、キッチンにツレを放置。1人でどうにかせい‼️
で、ごげたハンバーグが1個・・・。
じいちゃん、ばあちゃんもこれを食べたのか?
心配かけたな。心が痛い・・・。
ちゃんと言葉で伝えればよかった。
「体調がすぐれないから今日はツレが作るか、何が買ってきて。」って。
察してもらおうなんて、随分とみんなに気を遣わせたな、とちょこっと反省。そもそもみんな違うんだ。察してほしいけどさ、言葉で伝えないと分からないんだな。家族であっても・・・だ。
ハンバーグの見事なコゲっぷりにヨメは思う。
ツレも頑張ったんだな。
じいちゃんもばあちゃんも何も言わずにヨメを心配してくれていたんだな。
ヨメは勝手に腹立てて、自分の心を焦がしてしまった。心のコゲもヨメの人間味⁉️(笑)
まあ、いっか。
これがヨメの日常である。
ヨメの「心のコゲ」は少しばかり取れました。ちっちゃなコゲでありました。