はあ〜。
たいぎいのお〜。
何もしとうないの〜。
そがーなもん、食いとうない。
暇じゃの〜。
さえんの〜。
ドッヨ〜ン。
ばあちゃんのネガティヴパワーが押し寄せる。
あれはイヤ、これもイヤ、眉間にしわを寄せ、口角を下げて愚痴ばかりを口にする毎日。
何を言っても
「わしゃあ、しとうない。できんわい。」
いい加減にしなよ、ばあちゃん！
ばあちゃんがヨメの子どもなら・・・、ん？、ヨメの子どもなら絶対に叱るー！
「自分が不機嫌なのをまき散らして、人に気をつかわせちゃダメなんだよ。思い通りにならないことがあったり、できないことがあったり、痛いところがあるとさ、人間誰しも辛いんだよ。だけどね、それをいつまでもいつまでもグズグズ言ってるんじゃないよ。しんどくっても笑ってみるんだよ。幸せなふりするだけでもいいんだよ。そうやってたらね、痛みがなくなるとか、奇跡ってやつが起こるんだよ。」
ばあちゃん、恨めしそうにヨメを見る。
被害者意識で固まってる。
被害者・・・ってことはさ、加害者がいるわけだよね。加害者って誰なんだ？
ヨメか？ じいちゃんか？
いいえ
自分じゃろ〜！
結局、自分が自分をいじめているんだ。
ばあちゃんはさ、
今までいっぱい働いてきたんだ。
家族や人のために尽くしてきたんだ。
本当に頑張ってきたんだ。
だからね、頑張った身体を厭い感謝して大切に思ってほしい。痛みがある足や腰を罵倒しちゃダメなんだ。思い通りに動けない自分にダメ出ししちゃダメなんだよ。
これからはさ、自分のできることをコツコツやればいいんだよ。できることが少なくなって寝たきりになってもね、いつもの笑顔で人生を生き抜きなよ。
ヨメも時々、二階に籠城しちゃうけど
お互い、なるべく上機嫌で生きていこうよ。
天国への切符はね、
「人生を楽しみましたか？」
「人に親切にしましたか？」
この２つだからね〜。
↑ばあちゃんの畑。すごいでしょ。
今朝はばあちゃん、畑をコツコツ耕し、世話をしておりますわ。
