ヨメろぐ

嫁を通して見た小宇宙!同居人の介護のため、31年間続けた仕事を辞めてヨメはじめました。ちょっと笑える日々のことをイラスト付きで更新中✍

ばあちゃんの勝ちだね。

 ドンドンドン、バン!

じいちゃんが大きな足音立ててやってきた。冷蔵庫を開け、梅干しを取り出し、ヨメの作ったおかずを箸で🥢よける。

 

 怒ってるね〜。

 

 実はじいちゃん、お昼に、ばあちゃんとケンカした。「昼ごはんが多い。減してくれ。」と、じいちゃんが言うも、ばあちゃんは知らんぷり。「これぐらいは食べりゃあええ。」と言われたとか、ってことがあったらしい。

 

 その日はヨメのゴルフDAY。

ばあちゃんに昼ごはんをたくしたのだが。

ばあちゃんは病気で倒れなくなった代わりに暇で暇で家族に過干渉過ぎて、こちらが倒れそう。

 

 じいちゃんが言う。

「昨日の晩はすまんのう。ばあさんがうるそうてうるそうて。食べられん、言うても自分の思う通りにしかせん。アンタにあたったわけじゃないけえの。」

 

 ほーい。分かってるよ、じいちゃん。

 

 でもねえ、じいちゃんもばあちゃんを都合のいいように使ってるからねえ〜。量が多ければ食べずに残せばいいんだよ。じいちゃんもさ、文句ばっか言うんじゃなくて自分でも出来ることすれば?ってヨメは思うのである。まだ、少しだけど自分で出来ることあるじゃんね。

 

 それにね、じいちゃん。

ばあちゃんは怒られても、何で怒られてるのか分からないんだよ。っていうか、相手が怒っているのも、嫌な思いをしているのも気にしていないんだよ。それは病気になる前も後も変わらない。

 

 腹立てた方が負け、だねえ〜。

 

 これね、ヨメは自分にも言い聞かせてんだよ。ホント、人を変えることはできないねえ。

思う通りにならない中、ハッピーに生きる道を見つけたほうがきっと幸せだよね。

 

 マイペースで、人の思いを考えすぎず、自分のしたいようにしているばあちゃんの勝ちだね〜。認知症もばあちゃんの味方してるもんね〜。

 

 「もっと、自由に生きていいよ〜。」って、生き方をヨメに教えてくれてるのかしら?

 

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柿がとっても美味しいです♪

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どんな時も朝が来ますねえ〜。