じいちゃんが言う。
「酸素が足りんでしんどいのお〜。ご飯を食いよったら息ができん。生きとるんじゃなくて医者と機械に生かされとるだけじゃの〜。自分で死んだら周りに迷惑かけるしの〜。自然死じゃないとの〜。」
はい、自然死でお願いね。
ばあちゃんが言う。
「さえんの〜、死ぬのが近うなって。ひざも痛いしのお〜。何もしとうもない。わしゃあ、アンタより先に逝かんにゃあいけんかの〜?」
そ、そうして下さいな。
施設にいる母が言う。
「お腹がすいて目が覚めるの。唇が荒れて、リップクリームがないから、足にぬる薬をぬってるの。コロナで出れないって言われるけど、どうにかしてくれない?しんどいわ〜。」
明日、届けるわ。会えないけどね。
ヨメ・・・疲れる。
スルーしたいけど、毎日毎日つぶやかれる言葉に、やられそうである。
『えええ〜い!どいつもこいつもうるさいんだよ。しんどくったって、つまんなくたって、今、生きてるんだよ。
残りの人生、どうやって人を笑わせようか?とか、自分はニコニコしてるとか、まあ、それが無理ならせめて黙っておくとか、愚痴は2日に一回にしてくれるとか、できんもんかね。』
って、言いたいけど言えんし・・・。
だって
それだけ辛いってことなんでしょ。
ヨメも行く道である。
覚悟して生きねばならぬ、と思ったりするのである。
あー、今日は頑張れそうにないので寝てみよう。きっと、
Tomorrow is another day......💕