通夜の後、家族で式場に泊まることにしていたが、ばあちゃんは一言、「わしゃ、帰る。」
結局、義姉夫婦にばあちゃんを連れて帰ってもらい、ツレとヨメが泊まることになった。
ツレが棺に収まったじいちゃんに話しかける。「お父ちゃん、結構、お母ちゃんは薄情だね〜。気持ち悪いから帰るって。」
もう、ツレとヨメは大笑い。じいちゃんも「まあ、好きにさせとけや。」って言ってる気がした。
葬儀がすむと、ばあちゃんはじいちゃんの物を指差して、ヨメに捨てるように言う。
いいのかー?そんなに捨てて・・・。
形見で取っておくものはないのー?
「わしゃあ、いらん!」
じいちゃんが使っていたティッシュ箱。
半分以上残っているので使おうとしたら、
「捨ててくれー。」
最期にじいちゃんを介抱するのに、思わずばあちゃんの布団を敷いてしまったが、それも、
「捨ててくれー。」
じいちゃんの物は、なーんにもなくなりました〜。かろうじて孫にやる腕時計だけが残ってる・・・。
トイレも仏間もヨメがついて行く。(笑)
こわいって・・・。
こんな事言っちゃ、ダメなんだろうけど、
ウ、ウケるわー🤣🤣🤣。
ホント、カワイイばあちゃんである。
裏返せば、うっとおしいのだが・・・(笑)。
自分の部屋は怖いから、居間で寝ると言う。
もちろん1人ではダメなのでツレが添い寝。まあ、ここは息子の出番だね。
仕方ないな。
63年間連れ添ったじいちゃんがいなくなったのだから。
ばあちゃんは、じいちゃんが逝く時、側にいた。ショックが大きいだろうな。
「こわい。」と言って、じいちゃんに一歩も近づかなかった。葬儀の最後にお花を棺桶に入れる時に初めて近づいた。
今日はばあちゃんは頑張って1人で自分の部屋から目薬を取って来た〜。足が痛いはずなのに小走りで戻って来たー。必死!🤣🤣
不謹慎だが笑えてしまうツレとヨメである。
However・・・
ばあちゃん、このままだったらどうしましょう?