じいちゃんが亡くなって、2週間。
「さみしい」と言うばあちゃんと一緒に寝ているツレ。あったかいな・・・。
「よく頑張ったね。」友人からのメール。あったかい。
家族葬だったので、後からじいちゃんと縁のある方達が訪れる。ヨメの知らないじいちゃんに出逢う。みなさんの思いがあたたかい。
あたたかさに触れると心がほぐれるんだな。
頑張れそうな気がするんだな。
ばあちゃんに電話があった。「さみしいでしょ。私も主人を亡くした時はさみしくて、泣いて、泣いて・・・。」
ばあちゃんが応える。
「ワシも、毎日、笑うて、笑うて・・・。」
ば、ばあちゃん!違う違う!言葉が違う!
ウ、ウケる〜!
いや、ウケてる場合ではない!
黙っている相手の方にばあちゃんが脳梗塞をして以来、時々、言葉が上手く出ないことを伝える。「大丈夫、分かってるわよ。」
ありがとう・・・。
お寺さんが二七日のお経をあげに来てくれた。「佛説阿弥陀経」。
ホヨッ⁉️ お経が止まった。
なんだ?どうした?
お寺さんが振り向く。
「すみません。どこまで誦んだかわからなくなりました。どこでしたか?」
ホッヨーン❗️
ふふふふふ。
ウケまする。
というか、なんと正直なお寺さんでしょう。
「この辺りでしょうか?」
申し訳ないと恐縮するお寺さん。
「気になさらずに。」
みんなの「あたたかさ」にヨメまであったかくなってくる。誰かにとっての「あたたかい場所」になれたらいいな。
ねえ、じいちゃん。
あちらでも新聞読んでいますか?
今日は飛行機が飛びました。