ヨメろぐ

嫁を通して見た小宇宙!同居人の介護のため、31年間続けた仕事を辞めてヨメはじめました。ちょっと笑える日々のことをイラスト付きで更新中✍

ばあちゃんのボヤキ

 

「はあ〜、ワシだけ出かー。」

 

2月23日祝日の朝、ばあちゃんのため息。

 

 ヨメはツレと顔を見合わせて大笑いである。

「そーだね。今日はデイサービスの日だね。ばあちゃんだけ、出勤だね〜。

ツレが言う。

 

 ばあちゃん、物憂げにヨメを見るが、ヨメは頑張ってスルーする。

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「あんたら、ワシがおらん間に、どっか行くんか?」

ばあちゃんは自分がデイサービスに行っている間に、ヨメたちがどこへ行くのか、何をするのか、いつも気になるのである。

 つまるところデイサービスに行きたくないのである。

 

 義姉のとこの姑さんが1週間ほどショートステイに行くと聞き、ばあちゃんはヨメにつぶやく。

 「むごいことをするの〜。家でええ子しとるんなら預けんでもええのにの〜。」

 これは『ワシはええ子にするけえ、施設に預けんとってくれえの。』という、ばあちゃんからのメッセージである。😅

 

 しかし、ここで切なくなってはならない❗️

 

 介護を家族だけで抱え込むことはかなりキツイ。じいちゃんは本人の願い通りに自宅で逝けたけど、多くの偶然やケアマネジャーを始め多くの方々の協力があってのものであった。

 やはりデイサービスに行っておいてほしい。ここはヨメ、笑ってごまかす。

 

 ばあちゃんは認知症があるということで『介護1』の認定がおりている。

 

 「ばあちゃん、大丈夫だよ。じいちゃんと同じく家で看るからさ。」と、はっきり言わないヨメに今日もばあちゃんはボヤクのである

 

 「はあ〜、行かにゃあならんか〜。」