最近、冬瓜(とうがん)をよくいただく。冬になると冬瓜よね〜。
‼️
違う・・・。
ヨメの父は冬瓜が大好きであった。豚肉やエビやイリコを入れて自分で炊いていた。その後ろ姿をよく思い出す。
半そでシャツにステテコはいてた・・・。
夏、・・・だった。
どーゆーこと❓
早速ググる。
『冬瓜の名前の由来は、冬に収穫するという意味ではなく、貯蔵性が高く、夏に収穫したものが冬までもつという意味です。一般的な冬瓜の旬は6~9月頃までです。栄養成分で比較的多いのは、余分なナトリウム(塩分) を体外に排出して血圧を正常に保つ働きをするカリウム。腎臓での老廃物 の排泄を促す作用もあるので、むくみの解消にも役立ちます。』
そうであったか!この世には自然の理(ことわり)がある。そして先人たちはその理を読み解き、名をつけたのであろう。
60歳で逝ってしまった父。胃がん末期、「鉄火巻きかおはぎなら食べられるかも」という父の言葉に車の中で泣きながら店を探したヨメ。一口食べると「やっぱり食べられん。」祈るしかなかったな。
ヨメは父さんの年齢に追いつきました。家族のために、頑張って頑張って働いた父さん。病院へ行く時間がないからと、胃腸薬で誤魔化していた父さん。今になってあなたの頑張りに、思いに、心をはせる。
「頑張らないで!」って言えばよかった。もう十分に頑張っていたじゃないか。他に言葉はなかったのか?「ありがとう」って伝えたかな?
現代社会の中では、踏ん張る時期も必要であろう。けれども、力を抜いて、ゆっくりと自分を労る時間も大切である。
肩に入った力をぬいて、湯気の立っているトロットロの冬瓜をほうばるヨメ。
父さん、私はあなたの娘でよかったです。ありがとう。