白菜を漬けると、ばあちゃんは、張り切っている。「手伝おうか。」と申し出るヨメに「わしゃあ、これくらいは出来る」とキッパリ。
「塩は分かる?」
この言葉は、ばあちゃんの気に障ったらしい。イライラした調子で、ヨメに言い放つ。
「わしゃあ、塩と砂糖くらい分かるわい!」
ほーい、ではご自由に。
1週間後、「白菜の水が上がってこない。」と訴えるばあちゃん。
はは〜ん。やっぱ、間違えたな。
樽も重し石も砂糖でベタベタしている。今までは、ばあちゃんに分からないようにヨメがコッソリやり直していたが、最近ではその件数が増えてるのでハッキリと言うことにしている。
「ばあちゃん、塩じゃなくて砂糖で漬けてるよ〜。」
「‼️・・・。後はアンタがやってくれ!」
ばあちゃんは決して謝らない。なぜだか謝りたくない。(笑)
水で洗って、塩でつけ直す。
おっ。
なんて事はない。十分に美味しいではないか♫
最近、ばあちゃんに寛容なヨメである。慣れてきたのか、成長したのか?
ヨメはばあちゃんが苦手である。であるが嫌いではない。というか87年というばあちゃんの歴史を思うと・・・塩でも砂糖でももうどっちでもええわ!って気になってくる。
ばあちゃんは、できないことが増えていく毎日であるが、「はあ⤴️?」と思うことも多い毎日であるが、どうせなら面白がって、笑って生きていきたいな。
と、今日はそう思うヨメである。(笑)