ヨメろぐ

嫁を通して見た小宇宙!同居人の介護のため、31年間続けた仕事を辞めてヨメはじめました。ちょっと笑える日々のことをイラスト付きで更新中✍

さあて、帰ろうか

 

4泊5日の休日。1人でこんなにゆっくりしたのは初めてだな。インドネシア単身赴任の時はメイドさんとドライバーさんがいつも一緒だったから。こんな時間が持てて幸せだな。

 

北海道の偉大な友人が言っていた。「カードで内観できるよ。」そうだね。聞いてみましょうか。

Relaxation

Love

Gateway

New Beginning

Going forward

Fulfiillment

あら、なんだか幸先いいわね。


“You no longer need to put the needs of others ahead of your own needs.“


自分を優先していいじゃんね。他人は変えられないよ。そのまま受け入れちゃいな。見える景色が変わってくるかもね〜。🎵

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進めそうじゃないか。

では、ヨメはお家へ帰ります。

行ってきまーす。♪

 

ヒロシマ

賑やかであった町・商店街・人々

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原爆投下 全てが一瞬のうちに焼き尽くされた。この破壊された町を目の当たりにして12、3才であった父は何を思ったのだろう。かつてアメリカ兵が言っていた「臭いが忘れられない。写真では感じることはできない恐ろしいほどの臭い。」胸がつまる。
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復興したヒロシマ・祈り・語り続ける被爆

知ること、創造と破壊が繰り返されていることを

人間の欲 略奪と施し 憎しみと愛 苦しみと癒し
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被爆の惨禍を生き抜いた樹木や焼け焦げた樹木の株から再び芽吹いた被爆樹木が、現在でも爆心地から概ね半径2km以内に160本(令和5年4月1日現在)残っているそう。NHK朝ドラ「らんまん」を思い出す。人間の欲に踏みつけられた植物。人は植物の芽吹きに勇気をもらったというのに・・・。
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ガイドの石原さんが教えてくれた。イチョウって葉っぱがスカートの形をしている木は雌でズボンの形をしてるのが雄なんだって。これは↑雄。植物っておもしろい。
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爆心地の「島病院」は今も開院している。

 

そして今年G7 が開かれたホテルに戻る。

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うわべだけの話し合いならいらない。岸田総理、頑張ってくれ!・・・いや・・・、

ワタシはどうだ?本音で生きてるか?引き継いだ命を、今日を懸命に生きてるか?

・・・。はあ〜。😩

 

夕食にするか。ホテルのは高すぎる。😅コンビニで買った牛めし弁当398円を食べるとしよう。

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明日は家に帰ります。

母の豹変・・・何が起こってるの?

 

昨日、施設の母に会いに行った。家出したことを伝えると「バカねえ。」なんて笑いながら言うのだろうか?

 

・・・。

 

今まで見たこともない母がそこにいた。

「お前ら、毎日毎日いじめやがって。早く死ねばいいと思ってんだろ。殺せや。コーヒー持ってこい。」

職員さんに悪態をつく母。ビックリして

「落ち着いて。これ、母さんにもらったペンダントだよ。大切にしてるよ。」と伝えると、

「盗んだな!返せ!」

・・・。

初めて見た母。施設の方が言うには、今週は体調が悪く医師から「絶食」の指示があり、その日は昼過ぎに目覚め、突然に怒り出したと言う。施設の方々もこの様な鬼気迫る母を初めて見たと言う。

ショックであった。何が起こってるのか?

抑圧された思いが吹き出したのか?

認知症が発症したのか?

何かが憑依したのか?

目の前にいる母はもはや母ではないのか?

 

ホテルに戻り姉に伝える。姉は動揺することもなく「素がでたね。全部じゃないけどそういう気質はあると思う。プラス何かがそうさせるんだろうね。」

 

そうか。姉は多くは語らないが、母との同居中、色々あったのだろう。ヨメの知らない母と向き合ってきたのであろう。任せっぱなしでごめん。

そのまま受け入れるしかない。91年間生き続けている母をどうしてジャッジできようか。どの母も母である。自分の行く道をふと思う。ヨメもそうなるかもしれない。その時は許してね、と心の中でつぶやく。

父に会いたくなってきた。父は原爆が落とされた翌日に親戚を探して入市した。あまりの惨状に、ヨメには多くを話してくれなかった。ヨメは被爆二世である。父の悲しみに会いに行こう。久々に訪れる平和記念公園。資料館には父が見た広島がある。

人にはそれぞれの歴史がある。同じ源から生まれ出でても行く道は違う。しかし同じ源に還っていくのである。

さあ、出発しようか。

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ヨメ、家出しちゃいました。

 

人生初のプチ家出。いつもはスーツケースにパッキングまでするのだが後一歩が出ず、2階にこもるのが精一杯であったが。(笑)

ホテルを4連泊予約して車に乗り込む。案外スルスルっとできてしまって驚いている。土曜日には帰ると言ってある。出る日の夕食準備して帰る日を伝えて家を出るのを「家出」というかどうか分からないが、家から離れてやっと「深呼吸」できた。

誰も気遣うことなくホテルでゴロンゴロン。好きなDVDを何度も見る。不思議であるが罪悪感を感じない。わがままかもしれないけど、ヨメは自分を許します。癒します。

・・・海を見ながら考える。

ヨメは「不足」にばかり目がいっていたんだな、と今思う。

何でヨメばっかり。

ツレも少しは気にかけろよ、自分の親だろ。

ばあちゃん、愚痴ばっかり言わないで。

相手の「不足」にばかり目がいき腹を立てる。息苦しくなる。そうすると相手からも攻撃を受ける。「好きなこともしてるじゃん。」「昼寝だってできるだろ。」「嫁がするのは当たり前」「わしゃあ、年じゃけしんどいんで。」

「不足」と「不足」でつながった家族関係。こりゃ、いかんな。お相手は自分自身の投影とも言われることを考えると、きっとヨメ自身が問題なのだろう。共依存の関係。

もっと自分を大切に、自分が喜ぶことをやってよいのでは?というか、やった方がいい。自分が不足を抱えている限り今の状況から抜け出せない気がする。やってみよう。何かが変わるかもしれない。お茶をすすりながら自分と向き合う貴重な時間を過ごしています。(´-`).。oO

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共依存と相互依存】ネットから抜粋

共依存とは、自分自身に焦点があたっていない状態のことです。
たとえば――。
自分の価値を、周囲の基準だけを頼りに判断する。自分がどうしたいかではなく、周囲の期待に応えることだけに必死。他の人の問題を解決することに、いつも一生けんめい。誰かの役に立とうとするのは、もちろんいいことです。周囲の人に認めてほしいとか、好かれたいと思うのも、自然なこと。
けれどその結果として、自分自身がどんどん苦しくなったり、一生けんめいやればやるほど状況が悪化することがあります。
そんなとき、背景に共依存の問題があるかもしれません。

 

相互依存とは、相互協力であり、相乗効果を意図的に発揮している状態を指します。精神的に自立した人同士が協力することで、お互いの長所を活かし補完し合うことで、意図的に相乗効果を発揮できるようになります。相互依存を実現すれば、一人ひとりの能力を足し合わせた「足し算」の成果ではなく、「掛け算」の成果を生み出せるようになります。

ワシも・・・か。

 

我が家のばあちゃん、要介護1。ヨメが体操の研修で泊をともなう時にはショートステイに行ってもらっているが、ショートステイが大っ嫌いでいつも愚痴る。          

「周りは皆んなボケ老人ばっかりじゃあ。」

同じ話を繰り返す人、下を向いて寝てばかりの人、テレビをボーっと眺めている人・・・だそうだ。

「ばあちゃんは何しよるん?」

「ワシは・・・な〜んもせん。(何もしない)。」

そう言えば、園からのお便りに『体操参加せず』と書いてあったな。面白くないのだろうな。胸が痛むな。ばあちゃんがあんまりブツブツ言うもんだから、ツレが一喝。「お母ちゃんもボケとるんじゃけえ、同じよね。」

・・・。

それ、子どもにしか言えない言葉だわ。😅

 

ばあちゃん、「ほうか、ワシもボケとるんかの・・・。」

他の人を見ていると、ばあちゃんはまだ元気な気もする。が、ご飯を10分もチンしたり、開けた冷蔵庫は開いたまま、窓は網戸でエアコンガンガン。なぜかコロコロウンチを落としながら歩く。なんで落ちるんかな?

でも洗濯物はたたんでくれる。お米だってといでくれる。水の量は確認が必要だが。できる仕事は少々変でも、ギョエって思うこともあるが奪わないようにしている。

人恋しく、この猛暑の中、道で人に会うことを期待してフラフラと出て行くばあちゃんの後ろ姿を見送りながら、無事に帰ることを祈っているヨメである。なにせ思った通りにしないと気がすまない。止まらない・・・。

できなくなっていく自分を受け入れるのは難しいんだな。体力も気力も落ちていく。おまけに脳のメモリも落ちていく。

もう、できんならできん!で開き直って生きていいじゃん。せめて自分の機嫌は自分でとってくれ!

世の中には元気な老人もいるが、何が違うのか?

孤独に耐える力がいるのかな。

覚悟して生きねば、と思うのである。

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43,800時間

 

「さて、人生60年過ぎちゃったねえ。残りの方が少ないけど何をしようかねえ。」と、ヨメがつぶやくと、

「えっ!これからの方が長いんだよ。」とツレ。

何言ってんの。頑張って生きてあと20年~30年だよ。今までの人生の1/3ではないか。健康寿命で見るともっと短い。大丈夫か、ツレ・・・。

ツレによると、

23才から65才までの間で、働き、育児をし、社会人としてすべきことをし、食事してお風呂に入る、ってしていると、自分の純粋な自由時間は1日のうち2時間くらい。もっと短いかもしれないが、単純に計算すると65才までの自由時間は

2h×365日×42年=30,660時間。

働くのをやめてからの65才から80才までの自由時間は

8h×365日×15年=43,800時間。

なるほどね。介護や体力の衰えや病気もあるので一概にはいえないが、自由に自分のことをする時間はこれからの方が長い、という訳である。ツレはどうやら63才で会社を辞め、ばあちゃんの介護を代わってくれるという。なので、ヨメに63才からは自由にしていいと言う。

ほよっ!まじですか?

ちょっと戸惑い、かなりワクワク。

何しよう?

何がしたい?

どうしよう?

どうしたい?

先の見えない介護の中で、時折ドッヨ~ンとしているヨメである。

とりあえず、時間を気にせず自分時間で生活をしよう。そして、まだやったことのないことや行ったことのないところへ冒険の旅に出かける。ときどき家族と連絡をとりながら懐かしい人たちに会いに行く。会いたい人に会いに行く。体操教室や絵本の読み聞かせ、観光ガイドは続けたい。

四国八十八か所巡り

高野山に宿泊

温泉巡り

その土地の食事を味わう

図書館入りびたり

読書三昧

カープ観戦

ゴルフ三昧

気の合う仲間と夜な夜なおしゃべり

孫の顔をちょこっとと見に行く

インドネシア再訪

アメリセドナに行こう

福岡に連泊し、体操研修参加

・・・。

なんだかささやかな夢だな。(笑)まあ、いいことにしよう。今はなかなか家から離れることができない。動けない今、もどかしく苦痛に感じることもあるが、ばあちゃんとの生活はこれから自分がどう生きるか、を学んでいる時間でもあると感じるのである。

皆さんは何がしたいですか?

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今日の瀬戸内は穏やかです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

迎えに来てくれる人

 

お盆。あの世のご先祖さまたちや友人たちの思い出話をひとしきり。

「あの世に逝く時は、自分と親しい人が迎えに来てくれるらしいよ。」何かの雑誌に書いてあったウンチクを披露する。

「ばあちゃんは誰が迎えに来てくれるかねえ。」との質問に、

「誰も来てくれりゃあせんわい!」

🤣🤣🤣

あっ、ばあちゃん、うつむいちゃった。悪かったかな・・・。ヨメ、少々、反省していると、

「アンタが迎えに来てくれえや。」

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えっ・・・。

ばあちゃん、悪いけど、ヨメは、ばあちゃんより先に死にましぇん!!そんな確約はないけれども、どっちが先か分からんけども、ばあちゃんが光になられた後は自由を満喫したいヨメである。ご先祖さま・・・お頼もうします。

m(_ _)m