ヨメろぐ

嫁を通して見た小宇宙!同居人の介護のため、31年間続けた仕事を辞めてヨメはじめました。ちょっと笑える日々のことをイラスト付きで更新中✍

こどものつぶやき

 

黄色い表紙の本を薦められた。

「一年一組 せんせい あのね」f:id:samantha1962:20240330062043j:image選者:鹿島和夫 絵:ヨシタケシンスケ 発行:理論社

こどものつぶやきセレクションである。小学校にあがると「せんせい、あのね・・・。」で始まる「あのね帳」を書かされる。(笑) そこからのセレクションブックである。

こども

こどもはいつかおとなになるのでしょう

おとなはむかしこどもだったんでしょう

みんな

そのときのきもちを

たいせつにしてもらいたいなあ

 

すきなこども

おかあさんは

かしこいこと げんきなこと

はなしをよくきくこと うそつきじゃないこと

ふざけないこと やくそくをまもるこが

だいすきなんだって

ぼくはむりです

 

よびかけ

ぼくは

がっこうがきらいなのに

おんがくかいのよびかけのとき

「がっこうはたのしいね」

っていうかかりに

なりました

 

かみさま

せんせい

まえからおもっていたんだけど

かみさまはどうやってうまれたんですか

にんげんもどうやってうまれたんですか

ふしぎすぎます

わからないからおしえてください

せんせいもわからないでしょう

ほんとうはだれもわからないから

にんげんがかみさまをつくったのでしょう

ふふふふふ、笑えるな。かつ鋭いと思うヨメである。最近、ツレの入院とばあちゃんのショートステイ探しでバタバタと戦闘モードになっていた。もうすぐ4月。新しい年度が始まる。新しい環境に子どもも大人もドキドキ💓しているであろうか?ヨメの環境は変わらないけど、きっと新しいヨメが待っているわ。🎵

あのね ばあちゃん

ヨメも元気なうちに遊びたいのです

あのね ツレ

ヨメはこの家が大好きなのです

いつかいいことあるってさ

 

「アンタあ〜、大変じゃの〜。ワシもおって、あの子(ツレのこと)も骨折して大変じゃの〜。」

だね〜。なんか疲れちゃうよ。

「いつかええことがあるわいの。辛抱せんとのぉ〜。」

・・・。

ばあちゃん、当事者であるあなたが言います?🤣🤣🤣

辛抱しなければいけないってのは余計だね。ここは「世話かけるの〜。」ではないんかい?まあ、こんなことにカリカリしていては身がもたん。

ダン、ダダダダン ダダダダン ダダダダン🎵

ヨメの頭の中で水戸黄門の「主題歌」が流れる。f:id:samantha1962:20240329195103j:image

 🎵人生楽ありゃ苦もあるさ
  涙のあとには虹も出る
  歩いてゆくんだしっかりと
  自分の道をふみしめて〜🎵

ボチボチ歩いてりゃ、いつかいいことある気がしてきたわ。

 

何者かになる⁉️

 

夢を持とう

自分の得意なことを伸ばそう

自分にしかできないことがきっとあるはず

・・・。

ないとダメなのか?

ツレを見舞い、ばあちゃんを病院に連れてきて、延々と順番を待っている間、夢を見た。夢について考えている夢を見た。(笑)

夢は持たないとダメなのか?

「夢は寝てみるもの」と言われつつ、「何者か」になれる様な気がした日々もあったが、なんてことはない。大谷翔平さんや黒柳徹子さんのように夢を叶えられる人ってほんの一握りである。はて、ヨメの夢は何であったか?特段何かになりたいって強い思いはなかったな。

保育士、学校の先生、おおよそ親から、「なったらいいよ〜。」と言われたものである。

好きなものって何だった?よく分からない。だけど、毎日目の前のことをこなして生きてきた。人様には迷惑をかけないよう生きてきた。それで十分ではないか、と思う今日この頃である。

「つまんねーの。」と言われそうであるがそうでもない。ちょっぴり人の役に立てて、ドラマに涙したり,家族とゴタゴタしたりしながら、目の間のことをやっていく。自分の人生、寿命まで生きる。それで大成功ではないか⁉️

やっと診察室からばあちゃんの名前が呼ばれた。待つこと2時間。夢の中にいたヨメである。診察室の中に夢の答えは、・・・ないよねー。夢を叶えたドクターはいますが。幸せなのかな?f:id:samantha1962:20240326173901j:image

 

ぼく、コロナだって

 

ツレが右足骨折のため入院して2週間。ギブスがとれた足は緑がかっていて痛々しい。加えて今日は顔色が悪い。どーした、ツレ?

「熱が出てね、ぼくコロナだって。」

えええー!マジか!

「なら帰るね。」と、早々に病室を出る。

はて、コロナで4人部屋っておかしくね?確かに熱は出ていたけど、これ、ちょっと変かも。

ナースステーションで聞いてみる。

「ツレはコロナだって言ってるけど、面会に来てもいいですか?」

ナースステーションが騒然とする。「コロナだって!」「ええ〜、誰が?」「ちょっと皆んな集まって!」「確認して!」

・・・。

「陰性ですね。」😅

看護師さんたちが蜘蛛の子を散らすように業務に戻って行く。どうやら発熱のためコロナ感染を疑われ検査を受けたらしい。結果はツレには伝わっておらず、ツレは感染したと思い込んでしまった。

ツレに伝えに病室に戻る。

「あれ?ぼく、コロナじゃないの?」さっきまで死にそうな顔してたのに元気になった!発熱してるのは事実なので養生すんだよ。骨折に熱に踏んだり蹴ったりのツレである。

帰り際に「ツレは陰性と聞いて元気になりました。」ってナースステーションで伝えると

「やはり病は気から、ですかね〜。」

🤣🤣🤣。

いやあ〜、看護師さんがそれ言っちゃあ、ダメでしょ。ツレに結果を伝えてやってよ〜。心配してんだからさ〜。

まっ、皆んな忙しいし、やっぱ4人部屋にいるってことは、コロナ感染してないってことなんだけどね🎵

病は気から・・・あるよね〜。心が落ち込むと体も不調。ほ〜んと心って厄介だよね。

❣️

相手には元気になる言葉を贈ろう。

自分にも自分が喜ぶ言葉を贈ろう。

さあて、今日も頑張るか!f:id:samantha1962:20240322085336j:imagef:id:samantha1962:20240322085339j:imagef:id:samantha1962:20240322085328j:image花が咲きましたよ♪

 

ばあちゃんの「さえん病」

「さえんの〜。」

ばあちゃん、毎日のようにつぶやく。広島弁で「さえん」は2つ意味がある。1つ目は「 ぱっとしない=冴えない」、2つ目は「悲しい、残念」である。ばあちゃんのは2つ目である。

長生きして「さえん」。

死ぬかもしれんから「さえん」。

彼女の矛盾した気持ちは分からなくもないが、毎日聞かされるヨメは、それこそ「さえん」のである。しんどいわ〜。これも方言?(笑)

ばあちゃんの友人たちは皆「アンタが1番幸せなんよの。」と励ます。嫁がご飯も作り、病院にも行きたいところに連れて行ってくれる。孫もいて、ひ孫もいる。幸せではないか!と。するとばあちゃん、その友人たちにこう言い放った!

「ほんまじゃの〜、ワシが1番幸せじゃのぉ〜。アンタらの方がさえんのお〜。」😅

こういうところがばあちゃんなのである。皆、苦笑いである。大人な皆さんは、ばあちゃんを追及することはない。

聞き流すのが1番であるが、ヨメは体調不良の時はイラっとしてしまう。黙っておくれ。

あゝ、反面教師であるな。

ヨメはどう生きるか!

愚痴で生きるか?笑って生きるか?

・・・、そうだな・・・。

1人でできることは1人で、できないことは「助けて」って言う。そしてできるだけ笑顔で過ごそう。

ヨメが小さい頃に父が親戚のおじちゃんに言っていた言葉を思い出す。「この子はね、姉と比べるとちょっと不細工だけど笑顔がええんじゃ。笑っときゃあ、ええ!」f:id:samantha1962:20240320171707j:image

自分の娘をつかまえて「不細工」はないのでは、とも思わないでもないが「笑っときゃあええ」という言葉はヨメを勇気づける。ありがとうね、父さん。

ばあちゃんはどう生きるか?

ばあちゃんの「さえん病」はばあちゃんの問題である。

なぬ⁈英語ですか!

 

リビングから英語。なんだろう?

行ってみるとばあちゃんが相撲を見ていた。解説が英語。

「ばあちゃん、英語で聞いてんの?」

「日本語じゃろうが!」

英語ですけど・・・。😅

リモコンの音声切替のボタンを押してしまったのであろう。ニュースの時間になっても英語が続く。

ばあちゃん、テレビを見続ける。

補聴器は? 装着よし!

なら、なんで?

映像を見て理解しているのか。視覚は聴覚を凌駕するのか〜。

ばあちゃん、いつまでも気がつかない。

やれやれʅ(◞‿◟)ʃ。そっと音声を日本語に切り替えたが、それにも気がつかない。

「何のニュースだった?」と聞くヨメに「よー分からんわい。なんか色んなことがあるようなの。」

ふふふ・・・。ニュースを「色んなこと」でまとめたばあちゃんである。

理解してるんだかしていないんだか分からないが、気にならないならそれもいい。

‼️

あ!ヨメの英語学習にいいじゃんね。へへへ、こっそり音声を切り替えてやろう。

「なんかテレビが変なこと言いよるで!」

あら、今度は気づいたのね。f:id:samantha1962:20240317075433j:image

こんなとりとめもない日常を過ごしているヨメである。😅

見極める

 

「ほら患者さんをよく見て!何ができて、何ができないのかを見極めなさい。で、患者さんが自分でできることは自分でやってもらうの。」f:id:samantha1962:20240315205603j:image

廊下で先輩看護師から後輩への指導。そりゃあ、そうよね。現場は人手不足。おまけに入院患者は高齢者が多く,ナースコールが鳴り響く。「来て下さい。助けて下さい。」と叫んでいる人もいる。それでも看護師さん、笑顔で対応する。大変だな。ヨメはばあちゃんのことを思い出しながら病室へ。

あら!ドクターが1人で回診に来て、ツレの足の包帯、ガーゼを取り換えている。「1人でできることは1人で」の方針はどうやら徹底されているようである。

ツレの病室のテーブルの上には薬の数々。管理はツレに任され、初めてのレントゲン室にも1人で行く。もちろん着替えも体をふくのも自分である。鍛えられているわ〜。(笑)

見極める!

何ができて、何ができないのか?

1人でできることは1人で。できないことは助けてもらう。潔ぎよくてカッコいい!

ま、病院の事情は人手不足なんだけどね〜。入院中のツレは生活的自立へと大人の階段を登っているのである。踏み外すなよ、ツレ〜🤣