ヨメろぐ

嫁を通して見た小宇宙!同居人の介護のため、31年間続けた仕事を辞めてヨメはじめました。ちょっと笑える日々のことをイラスト付きで更新中✍

2021-01-01から1年間の記事一覧

お別れと感謝と始動するとき

皆さまへ 2021年5月6日をもって「ヨメろぐ」を完、とすることにいたしました。今までありがとうございました。 皆さまには本当に支えていただきました。義父母の介護のため離職。グチャグチャの心をこのブログで整理、立て直すことができました。読んでくだ…

ばあちゃんの夢

「部屋が新しくなったら、わしゃあ、自分の部屋で寝る。」発言を受けて、ばあちゃんが自分の部屋で過ごせるように、リホームした。よく、寝られるようである。 じいちゃんが逝って、3ヶ月。 ばあちゃんは「さみしい、さみしい。」と言っている。 ばあちゃん…

目が離せません・・・。

わっ!鍋から煙り! ばあちゃんが、洗った鍋を火にかけて乾かそうとしたらしい。 ばあちゃんはどこだ⁉️ いた〜!すっかり忘れて畑仕事。 こんなこともあろうかと、ヨメん家はオール電化である。高熱になると電気はストップするのだが、やはり鍋はこげる。オ…

ガイドと歌と鳥たちと

観光ガイド研修に参加した。ばあちゃんも一緒に行きたがったがツレにお願いして出かける。軽やか〜、である。気楽に、いろんな人の手を借りながら介護をしようと思っている。 研修は、先輩ガイド4名とヨメを含む新人2名。 「御手洗(みたらい)」のガイド研修…

爆笑🤣 女子会

桜吹雪の中、ばあちゃんとばあちゃんの仲間たち3人を連れて、お花見に行ってきた。実質老人会であるが女子会ということにしよう。 彼女たちの会話にヨメは悶絶するのである。 「きれいじゃの〜。ほいじゃけど、やっぱり古い木には花がついとらんの〜。」 「…

月と七輪とばあちゃんと

納屋で七輪を見つけた。炭もある。 ‼️ そうだ!シシャモを焼いてみよう! ウインナーもいいな! う〜!ワクワクする。 炭をいこす(おこす)。 ばあちゃんが横目で通り過ぎる。 「今からじゃあ、晩ごはんに間に合わんど。」 えー! いいじゃんね、少しくらい。…

花は盛り・・・。

今年はサクラの開花が早かった。買い物帰りに、ばあちゃんと一緒にお花見に。 「きれいだねえ〜。花盛りじゃ〜。」と、言うヨメに、ばあちゃんがつぶやく。 「こんなかったのにの〜。」 ん❓ なに❓ 何のことだ? 「ワシにも、こがーな時があったんじゃ。」 だ…

世界は自分が創る⁉️という意味

じいちゃんが魂の脱出に見事に成功して早くも2ヶ月が経つ。ばあちゃんは相変わらずである。ヨメは思い返す。 やはり自分が世界を創造している・・・。 ばあちゃんは次は自分の番だと嘆いている。 寿命というものは誰にも分からないが確率的には高いのは確か…

仏間の中心で愛を叫ぶ

う、うっとうしい・・・。 ばあちゃんは今日もテレビを見ずにヨメを目で追う。 テレビを見ろよ〜。 「ワシがおごっちゃるけえ、どっかに食べに行こう!」と、ばあちゃん。特に食べたいものはないのに外食したいのだ。そして残す・・・。 「おごる」と言えば…

母の教え

「1対2だからねえ。」 何が? ヨメの母が言うには、ばあちゃんはヨメらと同居であるが、じいちゃんを亡くして実質上、1人を強く感じているはず・・・、ということである。 つまり、ばあちゃん対ツレとヨメ、1対2、というわけである。母はヨメの姉夫婦と…

自分を人生の真ん中に置いてみた・・・

ね、眠い・・・。 ヨメ、眠いのだ! 日曜日の午後4時。 あと1時間もしたら夕食の準備をしなくっちゃ。ツレはイビキをかいてお昼寝中・・・。 なんで⁉️ ヨメだって、何にも気にせず寝てみたい! ばあちゃんの食事の心配なんかせずに気ままに寝てみたい。ツレ…

Pay It Forward

『Pay it forward.』 「恩を送る」。 誰かから親切にしてもらったら、その恩を別の人に送ることである。 受けた恩をその人に返せればよいが、そうはいかない時もある。 思えば、ヨメは今までに多くの人に親切にしてもらったなあ・・・。しみじみ思う今日この…

ばあちゃんのボヤキ

「はあ〜、ワシだけ出かー。」 2月23日祝日の朝、ばあちゃんのため息。 ヨメはツレと顔を見合わせて大笑いである。 「そーだね。今日はデイサービスの日だね。ばあちゃんだけ、出勤だね〜。」 ツレが言う。 ばあちゃん、物憂げにヨメを見るが、ヨメは頑張っ…

楽しむコツってありますか?

「イタイ、イタイ、イタイ‼️」 もう〜、ビックリするじゃん。 ばあちゃんが突然叫ぶ。 どこか痛いわけではないらしい。なんとなく叫んでしまったと言う。 なんじゃ、それ❓ ばあちゃんは、脳梗塞以来、思いと言葉がつながらない時がある。自分が何を言ったか…

古い町並みに思うこと

今日は晴天。昼からばあちゃんとばあちゃんの友だちを連れてお出かけした。 行き先は「たけはら」。 遥か平安時代、京都下鴨神社の荘園として栄えた歴史から「安芸の小京都」と呼ばれている。江戸時代の製塩業が町に繁栄をもたらした。 竹鶴酒造は、ニッカウ…

ヨメって北風じゃんね!

「いいかげん、しっかりしんさい❗️」 キャー‼️ 言っちまった!ヨメ、誰かのあったかい場所になろう、と思ったばかりなのに〜。 北風に変身である。 「ワシがさみしいからどこへも行くな」束縛攻撃や「誰と会っとたんか?何しよったんか?」干渉攻撃にもの申…

あたたかい場所

じいちゃんが亡くなって、2週間。 「さみしい」と言うばあちゃんと一緒に寝ているツレ。あったかいな・・・。 「よく頑張ったね。」友人からのメール。あったかい。 家族葬だったので、後からじいちゃんと縁のある方達が訪れる。ヨメの知らないじいちゃんに…

悲しい時は泣けばいい

「ウオ〜オ〜オ〜ォ〜」 「アーンアーン」 な、なんだ? ・・・ ⁉️ ばあちゃんの嘆きの声であった。 突如、叫ぶので戸惑うヨメである。ヨメはそもそも、ばあちゃんのこんな野生的な面が苦手である。 ばあちゃんは脳梗塞をして以来、的確な言葉で表現するのが…

不謹慎ですが笑ちゃうよ〜🤣

通夜の後、家族で式場に泊まることにしていたが、ばあちゃんは一言、「わしゃ、帰る。」 結局、義姉夫婦にばあちゃんを連れて帰ってもらい、ツレとヨメが泊まることになった。 ツレが棺に収まったじいちゃんに話しかける。「お父ちゃん、結構、お母ちゃんは…

じいちゃんの旅立ち

1月21日木曜日11時15分 じいちゃんは光となり、この世から旅立った。 急であった。 こんなにあっさりと・・・。 いや、昨年の12月からこの2ヶ月間は随分と呼吸が苦しくなり、じいちゃんにとっては戦いであったと思う。 21日の朝、「苦しいのお〜。世話かけて…

魔物と思っていたけれど・・・。

じいちゃんの見守りが必要となり日中、ヨメは一階のキッチンにstay 。キッチンならじいちゃんの気配をキャッチできる。部屋で痰と格闘している音も聞こえるのですぐに対処できる。便利である。 ただ、キッチンには魔物がいる。ヨメを誘うコーヒー、クッキー…

生と向き合う

じいちゃん、年末からのカウントダウンであった200時間を乗り切った。しかし、介護度も上がり、週に3回の訪問看護を受ける。風呂に入れないので身体を拭いてもらう清拭(せいしき)、酸素量の管理、腹式呼吸リハビリで約1時間である。 所長さんと看護師さん、…