「ガムテープ、買ってきて!」
母さんからのラヴcall・・・
ヨメの母、車椅子生活のため、施設に入所している。
ヨメん家から施設まで、片道、車で🚘軽く1時間30分はかかる。日頃はヨメの姉が面倒をみているが、時々、いや、再々、ヨメにも電話がかかる。決まって、「〜を持ってきて!」
きっとそれは、口実でヨメに会いたいのだなと、理解はしているが・・・
ヨメ、じいちゃん、ばあちゃんも抱えているので、すぐには行けない時もある。
まっ、母さん、そんなこと気にしなーい。車は魔法のように飛んでくると思っている。
母さん、まだ、車は飛びません・・・
母さん、父の遺言をなんと心得ているのか?
「父さんから、ヨメは婚家のことを優先しなさいって、言われてんだけど・・・」
母さん、ウルウル、ヨメを見て
「じゃあ、私はどうなるの?」
こりゃ、ダメだ!
母さん、愛の貯金がきれたらしい・・・
ヨメ、母さんを励ます。
「きっと、父さんが見守ってくれてるよ。」
母さん、応える。
「そうなのよ。父さんが、すぐ側には行けないけど、ここにおるけえの、って言うんよ。」
えー、いるの?
なんか聞こえるの?
父の写真を見る。
・・・
じゃあ、父さん。
もうしばらく、母さんを頼むよ❣️
家に帰ると、ばあちゃんがウロウロしている。 ムムム・・・なんだ?
ばあちゃん、炊き込みご飯に挑戦!
醤油を入れ忘れた・・・味が・・・うすい
じいちゃん、鋭くツッコむ!
「鯛のだしは出とるがの〜。ばあさん、わからんようになっとるわい。」
ならば、じいちゃん、自分で作れるのか?
と、ヨメ、ツッコミタクナル・・・
ばあちゃん、動揺して、いつもは入る一番風呂に入れない。
ばあちゃん、愛の貯金がきれそうだ・・・
ヨメ、ばあちゃん励ます。
「大丈夫!大丈夫!そんなに思わんでいいよ。もう、忘れんさい!」
ばあちゃん、応える。
「忘れたから、こうなったんじゃ!」
えー、逆ギレかい?
確かに一理あるけれど
・・・
ねえ、じいちゃん
ばあちゃんは、じいちゃんのヨメだろ?
頼むよ❣️
じいちゃん、父さん、そろそろ出番❗️