「ごめん、明日の夜は遅くなる。」とツレ。
困ったな。明日の夜はヨメも民生委員の定例会がある。前回も欠席したので今回は行かねばならんな、と思っていたのだが・・・。ツレは仕事、今や我が家の唯一の稼ぎ手であるので最優先である。困り顔のツレとヨメに、ばあちゃんが言う。
「ワシが家に居るから2人とも遅うなっても大丈夫じゃ。」
・・・。😓
「お母ちゃんが、居るけえ、遅くなれんのじゃろ‼️」
よく言った、ツレ。
あのね、ばあちゃん。あなたが1人で家にいることを心配してるのよ。ツレもヨメもいないところで、コケて額から血を流したまま横になってたでしょ。具合が悪くても真っ白い唇してご近所をふらふらしてるでしょ。水道の水もでっぱなしでしょ。電気も暖房もつけずに真っ暗な中、ボーッと座っているでしょ。家の中で待てばいいものの,寒い中ずっと外でヨメの帰りを待っているでしょ。そして翌日,具合が悪くなるのよね。救急車にも3回、お世話になったよね。ねえ、ばあちゃん、覚えてる?
モグモグモグ
ズズズズズ
ばあちゃん、知らんぷりで酢がきをほおばる。
「美味しいの〜。」
聞こえていないのか?聞こえないふりなのか?はたまた、本当に状況が分からんのだろうか?
・・・。
まあ、無理せず今回もヨメは欠席といたしましょうか。介護って、見守りって、いやいや、人間って、難儀やねえ。