ヨメろぐ

嫁を通して見た小宇宙!同居人の介護のため、31年間続けた仕事を辞めてヨメはじめました。ちょっと笑える日々のことをイラスト付きで更新中✍

孤独と寂しさ

 

「アンタあ〜、2階に行くんか?」

そうですけど、何か?

ばあちゃん、何か用があるのかしらと思い、聞くも「別に用はない。」と。行こうとすると上目使いでヨメを見る。上がりづらくなり、ばあちゃんの横に座り一緒にテレビを見る。f:id:samantha1962:20240115094549j:image

なんだこれ?

心を鬼にしてスクッと立ち上がる。ばあちゃんがヨメを見上げるが見ないふりして「またあとでね。」

ばあちゃん、何か話したいわけではない。なにも会話しなくても一緒に居たいようである。ヨメにとってはその空気感がつらいのであるが。10分くらいは付き合うか。

寂しいのだな。

ヨメは1人の時に孤独を感じることはあるし、集団の中で、それを感じることもある。寂しい時もあるし、気楽で自由な時もある。孤独でもいつも「自分」と一緒にいるではないか。自分相手に気楽で楽ちん。

はて、ばあちゃんは「自分」と一緒に居ることができないのだな。他の人に依存しがちである。孤独は時に厄介なものであるな。

カチャ。ばあちゃんが玄関のドアを開ける。誰かを求めて放浪タイムが始まる。最近は1人で帰ってこられるから、それもいい。

「行ってらっしゃーい。」

地域の皆さま、どうぞばあちゃんを宜しくお願いいたします。