ばあちゃんは膝が痛くなり、いよいよ歩くのが困難になってきた。シルバーカー(手押し車)とベッドを借りることになった。
とはいえ、やはり少しでも健康を取り戻してもらいたい。
で、週に2、3回ほど一緒に体操をしてみよっかな、と思ってしまった。以前は毎日していたのだが、ばあちゃんのヨメへの依存度が上がり、しんどくなってヨメの方から一方的に打ち切ったのであるが・・・。(笑)
「肩の力を抜いて〜。息を吸って〜」
あれこれ言うばあちゃんを横目に、
ちょっと遊んでみた。
「しかめっ面より笑顔がいいよ〜。」って言って指で口角を上げてあげる。ついでに「この口はヨメの悪口を言いませんよーに。」って言ってみる。
「こんなあ〜みいや。ワッハッハ・・・。」
ばあちゃんは大笑い。
「耳にもたくさんツボがあるからねえ〜。」って、耳をひっぱたり押したり。ヨメはツボを知らないが・・・。ばあちゃんの耳たぶは超福耳だ!プニョプニョと気持ちがいい。「いい耳だね〜。うわさ話は聞かないよーに。」とげき誉める。
「耳も気持ちがええの〜。ワッハッハ。」
ばあちゃんの笑いが止まらない。
はて、 ヨメは、嫁さんに顔中をいじくられ、笑えるかなあ〜?タンスや押入れの中を整理されて「ありがとの〜。」って言えるかしら?
ばあちゃんは、もう、どうでもよくなったのか?以前からこんなだっけ?
・・・。
きっと、うちのばあちゃんの器はデカイのだ。
人生は思い通りにならないこともたくさんある。それがどうした❗️
それならそれで楽しんでしまえ!
人生なんてあっという間なんだから。
・・・と、ヨメの器も進化中。