ばあちゃんの女子会。構成メンバー5名。年齢層86才〜88才。月1回、開かれる。目的はお互いの生存確認とやることのない長い1日にやることをつくること。
ばあちゃん、帰宅後、気分が悪いと言ってベッドに倒れ込む。疲れたか?
ばあちゃん、その日は「もうアンタらとは話はせんわい!」と啖呵を切って帰ってきたらしい。後日、女子会まとめ役の方から延々と愚痴を聞かされる。どうやらばあちゃんは、女子会に参加するも自分が話題に入れないときは、いつも部屋から出て1人で廊下に座っているらしい。どうにかならんか、と言うご相談。
ありゃりゃ。
ばあちゃんの言い分は、自分の姉の悪口を言われたから、と言うことらしい。ま、それと、ばあちゃんはジッとしておくことが苦手なので廊下をウロウロしていたと推測できる。
解決策なし!
人は変えられません。唯一の解決策としたら、ばあちゃんは程なく自分の発言や女子会で言われたことを忘れるであろう。であるから、周りの方々も「ばあちゃんは調子が悪かったんじゃの〜。そんな人よね。」ぐらいで流していただきたい。
結局「ほーじゃの〜。皆んな、この世ももう少しじゃけえ、仲ようやろうや。」ということに落ち着いた。
ホッ🎵🤭
ばあちゃん、予想通り自分の言ったことを忘れている。しかし、だ。嫌だったという感情は残っているらしい。「わしゃあ、よー分からんがあの人は嫌いじゃ。」
人間は行動は忘れても感情は残る生き物か。人間だもの(笑)。
皆んなぶつかり合いながら、関係を壊したり修復したりして生きている。修復しなければ離れればよい。離れられない時は「そんなもんだ」と割り切るしかない。それぞれがそれぞれの正義を持って生きているのだから。
「みんな違って みんないい。」金子みすゞさんの言葉だが、「いい」という境地に届くまで時間がかかるのね。ならば「みんな違って 仕方ない。「わたしはワタシ、あなたはアナタ」と割り切るしかあるまい。
あゝ、80を過ぎてなお修行中。ファイティン、ばあちゃん。