「いっつも車の乗せてもらうけえ、アンタに1,000円やるわ。」と、ばあちゃん。
「あら、ありがとう。でもコレはツレにあげて。ツレもばあちゃんを買い物に連れて行ってくれてるでしょ。」
「ほーか。それなら、そうしようかの〜。」
ツレには悲しい過去がある。ばあちゃんとの間に、一方的な悲しい過去がある。その思いを今頃になって吐き出しているツレ。ツレには姉がいるのだが、ばあちゃんは、娘には着物だとかピアノだとか何でも買ってやっていたが、息子には何も買ってくれなかったって。グローブが欲しくて欲しくて頼んだけど買ってもらえなかったって。それは娘さんも言っていた。「昔っから、私は何も言わなくても買ってもらえてたのに、あの子(ツレ)は、言っても言っても買ってもらえなかったねえ。」と。(笑)
ヨメがばあちゃんにそのことを聞くと、「ほーかいの〜。ほいでも魚の頭とかええとこは男の子から先に食わしよったんで。」
なるほど・・・ね。
まっ、とにかくツレと買い物に行った時に、その1,000円を渡してやってくれ。ね、ばあちゃん。
先日、ツレが「お母ちゃんから、初めてお金もらったわ〜。」と嬉しそうに話す。
よかったねえ〜、ツレ。
「3,000円くれたわ〜。」
‼️
ええっ!1,000円ではないんかい!
・・・。
何となく複雑な思いのヨメである。😅