冬至といえば「ゆず湯」。
「運を呼び込む前の厄払いのみそぎ」と、聞いたことがある。
5月の菖蒲湯、祭りの前や、大事な行事の前に入浴する風習が日本にはある。
世界を見ても、やはり、入浴は「身を清める」大事なことのよう。
今朝、台所にある「ゆず」気がついた。
「ばあちゃん、誰にゆずをもらったん?」
「ワシがそこら辺で、もろうて来た。」
「誰から?」
「・・・」
ん?
「ワシの畑のすぐ上にある木から、もいできた。」
ありゃあ、ばあちゃん、それは他所の家の木でしょ。取っちゃダメでしょ。
「大丈夫。暗くなってから取りに行ったけえの。」
いやあ、そうじゃなくてね。その木の持ち主に取っていいって言われたの?
「ほいでも、その家の者も取りよるで!」
そりゃあ、いいでしょう。自分ちのもんだからねえ。ばあちゃんはダメでしょ。
「昔に取ってもええって言ったんじゃないかのお〜」
そこ、なぜ小声?
ここ、田舎では他所のもんでも木に成るものとか、花とか、場合によっては畑の野菜なんてものも暗黙の了解でシェアしているようだ。ヨメには無理であるが・・・。
古き良き時代である。
まあ、ここはおすそ分け(?)のゆずに感謝して、温まりましょうか。
今宵は夜が一番長い日。
明日は満月🌕、見られるかなあ?