じいちゃんの顔色がさえない。
どうやら熱があるようだ。37度1分。
これくらいなら大丈夫だろう・・・。
「今なら間に合うの〜。」
何に?
そーか!お正月にひ孫がやってくる。
今、風邪をひいても来るまでには十分治ると踏んでいるのだ。
「もし、じいちゃん、風邪ひいていたら部屋から1歩も出ないでね。ひ孫には会えないよ。」
ヨメ、ちょっと意地悪に言ってみた。
じいちゃん、「風邪は絶対にひかん!」
それほどひ孫が可愛いのである。
家族全員でメロメロなのである。
赤ちゃんは最強である。
その存在だけで、周囲を温かく照らしてくれる。赤ちゃんは人に好かれようとか、自分をよく見せようとかしないのである。人からの評価、「しゃべるのが早いとか遅いとか」、気にしないのである。ただただ自分の欲求のままに存在するのである。気にするのは大人・・・。
大人もかつては赤ちゃんだった。
「オギャー」と言って生まれてきた。
「不安だ〜!うまくやれるかしら?」なんて、考えていなかったはず。
大人になるにつれ、分別を身につけるにつれ、何か大切なものを忘れてしまってはいないか?何かを怖れてはいないか?自分を楽しめているのか?
「そもそも わたしは 素晴らしい」
いろんなことがあるけれど、自分を投げ出したくなる時もあるけれど、とにかく、一人ひとり、素晴らしい存在なんだ。
じいちゃん、ヨメ、赤ちゃん
そもそも 私たちは 素晴らしい・・・のだ。♫
折しも今日は、孫のバースデイ🎂。
一歳のお誕生日、おめでとう。
地球の居心地はどうかしら?