ヨメろぐ

嫁を通して見た小宇宙!同居人の介護のため、31年間続けた仕事を辞めてヨメはじめました。ちょっと笑える日々のことをイラスト付きで更新中✍

反応するな、まず理解せよ

 「やっぱり、あんたに最期まで見てほしいのお〜。施設には入りとおないの〜。何も言わずに寝とるけえ、看てくれんかの〜。」

 

 だからー、自分で歩けなくなったら無理だって!って言ってるでしょう。それって、人の人生を奪うことにもなるんだよ。自分のことばかり考えないで!

 

 ばあちゃんの言葉に反応して、イライラ。そんなことを思う自分にもイライラ。ああ、1人の時間が欲しい。自由になりたい・・・。

 

 

 って、2日前のヨメなら思ってた。

 

 今日は少し違う。

自分の「心」を実験中。

『反応しない練習』草薙龍瞬(くさなぎ・りゅうしゅん)著のブッダの超・合理的な「考え方」と出会った。

 1人で悟りを拓くのは今のヨメには荷が重い。いつも右往左往しているヨメである。😅

先人の知恵と筆者の導きに「心」を預けてみようかしら。

 

 反応せずに、理解することに徹する話。

相手との反応の応酬をしなーい。ヨメはとかくきに応酬をしがちである。

 この時の問題は、もはや「相手に負けないこと」や、「我を通すこと」ではなく、反応することで確実に「自分の心を失う」ことなのだそうだ。

「つい反応してしまう」状況にあってこそ、あえて大きく深呼吸、覚悟を決めて、ただただ相手を「理解する」ことに努める

 

 早速、その状況がやってきた〜。

「ふ〜ん、そう思ってるの。」

「施設に入りたくないんだね。」

「子どもの頃から寂しがり屋だったんだね。」

「親が漁師で帰るのをじっと待ってたんだね。」

「大変だったね。」

 

 ばあちゃんのバックグラウンドが少し見えてきた。ばあちゃんが自己中心的なのか、ヨメがそうなのか、判断しない。

 

 しなくていい判断は、

    しないほうがいい。

              そうだ・・・。

 

 少しすると、ばあちゃん、

「迷惑かけんよーに頑張ってみるけえの。アンタも無理せんと、ワシがダメになったら(施設)入れてもええけえの。」

 

 あっれ〜。

変わった?

 

「あっ!やっぱり入れんとって〜の。」

 

だよね〜。

 

 でも、ヨメの心は楽だった。

引きずることなく平和な1日であったな。

自分の判断に執着せず、囚われず、心の平穏を保つのだ〜。

 

    明日はどうなるか分からないが、

       今はそう思う。

       これでいいのだ〜。

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夕陽に照らされた山。

きれいでした。