ヨメろぐ

嫁を通して見た小宇宙!同居人の介護のため、31年間続けた仕事を辞めてヨメはじめました。ちょっと笑える日々のことをイラスト付きで更新中✍

非日常に励まされたはずなのに

 

1泊2日で東京に行ってきたのは2月の半ば。

ハリーポッターと呪いの子」。その日の配役は向井理さんであった。何とも顔が小さい!彼の容姿に見惚れると共に、不思議な空気感の中、別世界に引き込まれて行く。何せ魔法絡みだものね。すごい演出と共にそのストーリーに感動。現代社会で私たちが抱えているような問題に葛藤するハリーとその息子の一言一言に頷いてしまう・・・。ヨメは非日常を楽しんだんだ。それを励みに頑張るはずなのに・・・。

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いやあ、何となく不安感と言うか、モヤモヤ感に包まれる今日この頃。原因は、ばあちゃんか?ツレか?自分か?季節の変わり目か?

もんもんとしながら、オヤツをつまむ。一口、二口、止まらない。周りは春めきキラキラしていると言うのに。WBCで日本が盛り上がっていると言うのに。

集団の中の孤独・・・?

孤独・・・,なのか?と自分に問う。

ヨメは結構1人が好きであるのだが、孤独感とは別ものかもしれないな。

「自分の機嫌は自分でとる。」と思っているヨメであるが、どうやら今はエネルギー不足。

まっ、休もう。

💡

定期的に非日常がいるのかもな。♫

訳の分からないモヤモヤ感を書き出したら少し心が回復した気がいたします。ヨメは誰かと繋がっていたいのだな。

皆さま、ありがとうございます😊

 

塩でも砂糖でもええじゃん

 

白菜を漬けると、ばあちゃんは、張り切っている。「手伝おうか。」と申し出るヨメに「わしゃあ、これくらいは出来る」とキッパリ。

「塩は分かる?」

この言葉は、ばあちゃんの気に障ったらしい。イライラした調子で、ヨメに言い放つ。

「わしゃあ、塩と砂糖くらい分かるわい!」

 

ほーい、ではご自由に。

 

1週間後、「白菜の水が上がってこない。」と訴えるばあちゃん。

はは〜ん。やっぱ、間違えたな。

 

樽も重し石も砂糖でベタベタしている。今までは、ばあちゃんに分からないようにヨメがコッソリやり直していたが、最近ではその件数が増えてるのでハッキリと言うことにしている。

 

「ばあちゃん、塩じゃなくて砂糖で漬けてるよ〜。」

 

「‼️・・・。後はアンタがやってくれ!」

ばあちゃんは決して謝らない。なぜだか謝りたくない。(笑) 

 

水で洗って、塩でつけ直す。

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おっ。

なんて事はない。十分に美味しいではないか♫

最近、ばあちゃんに寛容なヨメである。慣れてきたのか、成長したのか?

ヨメはばあちゃんが苦手である。であるが嫌いではない。というか87年というばあちゃんの歴史を思うと・・・塩でも砂糖でももうどっちでもええわ!って気になってくる。

ばあちゃんは、できないことが増えていく毎日であるが、「はあ⤴️?」と思うことも多い毎日であるが、どうせなら面白がって、笑って生きていきたいな。

と、今日はそう思うヨメである。(笑)

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電気代高騰と陣地取り

 

寒い‼️

電気代高騰で心が寒い!

節約を心がけて体が寒い!

春よ、来い。

 

ビックリした‼️マジでたまげた‼️

1月の電気代が50,000円に近い。

何だ、これは!

・・・。😓

オール電化である我が家。使わないと生活ができない。1月は息子家族も滞在していたのでいたしかたない、と思おう。

これから、どうしましょうか?

 

エアコンヒーターのボタンが押しづらい。リビングでホットカーペット1枚でしのげるか?

ばあちゃんがヨメに言う。「こりゃあ、みんなで同じ部屋に居らんとどうもならんのぉ〜。一緒に寝た方がええんじゃないかのぉ〜。」

 

ゲゲゲ・・・。

1人がキライなばあちゃん。ヨメは勘弁願いたい。しかし、この電気代高騰・・・。仕方がない。昼は一枚ホットカーペットの上で、ばあちゃんと過ごすか。

 

ばあちゃんがヨメの隣でゴローン。

ヨメの本を覗き込んではゴローン。

ブランケットを掛けてくれてはゴローン。

同じ話を繰り返してはゴローン。

ヨメを見つめてはゴローン。

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た、たまらん・・・。

ヨメはダウンを着込み2階のベッドに避難する。・・・寒い。

休日、ツレが加わる。

あれ?

ばあちゃんはツレがホットカーペットに居ると自分の部屋に行く。ヨメだけだと居座る。

なんで❓

ばあちゃんの中の力関係はこうだな。

ツレ>ばあちゃん>ヨメ

 

やれやれ。ちょいと庭で深呼吸。

 

わーい。チューリップ🌷が芽を出してる〜。

春が近い。あと少しの辛抱だわん。

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気がつけば、如月

 

なんと2月である。

早い!時が過ぎるのが何と早いことか!1月、記憶に残っていることといえば、ヨメの発熱で帰省中の息子が年越しそばを作ってくれたこと(あ、12月か!)、生牡蠣に当たって夜間救急に行ったこと、じいちゃんの3回忌・・・ぐらいか。

ヨメ、何やら病気ざんまいであった。

生牡蠣は好物であるが、初めて当たってしまったな。ドクターが言う。「48時間後に下痢、嘔吐。ドンピシャですね。お守りがわりに胃腸薬要りますか?」ああ、この若いドクターの問診だけで、夜間診療で14,000円もかかってしまった。その若さはまぶしくもあったが。(笑)

「アンタが先に逝ったらどうしょうかのお〜。」とウロウロしていたばあちゃんを横目に「いいえ!ヨメは、ばあちゃんより先には死にましぇん!介護が終わったら遊ぶんだい!」と、心の中で叫んでいたヨメである。年の順番通りが1番ではないですかね。

に、してもヨメ、病気がち。昨年12月も膀胱炎再発であった。無理はできんな、と思うヨメである。

1月往ぬる

2月逃げる

3月去る

3月は年度末で世間は忙しいですが、介護に年度末はござらんな。変わらぬ毎日ではありますが、毎日を大切に生きていこう、と思う2023年でございます。

 

  介護する 己がこころを 回護する 

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映画「ドライブマイカー」の撮影地「安芸灘大橋」を走ってみた。外は寒いが、車はあったか〜い。

 

ヨメと姑の攻防戦

 

カチャカチャカチャ。ばあちゃんが食器を片付け始める。ばあちゃんの担当である。

「油がついてるお皿は洗剤で洗ってね。」

ばあちゃんは、スポンジも洗剤も使わず、素手で洗う。故に油系の食事の時は、ねっとりとしたままの皿が乾燥機に並ぶこととなる。後からこっそりと洗い直していたヨメであるが、もう疲れた。そんな配慮はやめたのである。

「・・・。」

黙っているばあちゃんに代わってヨメが言う。

「「いちいち言わんでも、分かっとるわ!」って言わんと。(笑)」

「言いたいんじゃが、言葉が出てこん。」

 

言いたかったのか〜。(笑)

 

ばあちゃんは脳梗塞をして以来、言葉が出づらい。ウィークポイントだな。

意地悪なヨメである。

 

おじいちゃんの月命日のお墓参り。ばあちゃんがお寺の「鐘をつきたい」と言う。

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ゴゴゴーン〜〜〜‼️

すごい力でついたもんだ。振り返り、ニヤリと笑い、「アンタもついてみい」と言う。

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この顔、挑戦状だな。

 

ばあちゃんはどっちが大きい音を出せるかいつも勝負を挑んでくるのである。(笑)

この度は、ヨメ、挑発にのらない。

ゴ〜ン〜♫

「ワシの方が大きいの❣️」

「・・・じゃけど、アンタのは優しい、ええ音じゃのぉ〜。」

あら、伝わった?

ばあちゃんの健康を願って優しくついたのよ。(笑)

108個の煩悩のうちの1つを手放したヨメでした。にしても、あるよね〜、煩悩。

 

母の言葉に救われる

 

11:00、施設の母と月に1回のスカイプの時間。

元気そう。顔を見たら涙が溢れてきた。

実はヨメ、今朝、つもりに積もった不満をばあちゃんとその娘にぶちまけてしまったのである。罪悪感もなく、むしろ、やっと言えてスッキリとしていたのであるが、母の顔を見ると涙が溢れた。

「どうしたの?

なぜ泣いてるの?

嘆くことはないわよ。

自分に降りかかることは、「あら、そうきたのね。」って、やり過ごすしかないのよ。

生きてたらいいじゃない。

皆んな、寂しい思いを抱えて生きてるわ。

誰かにすがって聞いてほしいと思うこともあるけどね、

嘆いて生きるも一生。

笑い飛ばして生きるのも一生。

どっちでもいいけど、

たいした違いもないかもしれないけど、

あなたには笑っててほしいわね。

生きてたらいいじゃない。」

 

そーだね、母さん。

ありがとう。

 

階下に行くと「いつ病院へ連れて行ってくれるんだ。」とばあちゃんが待っていた。さっきヨメに言われたことなど、何もなかったかのように・・・ね。義姉にはつらく当たってしまった。分かってほしかったんだ。

自分に降りかかることは、どう避けたって、回り回って、そして形を変えてやってくる。ならば、「そうきたか!」と受け止めて、右往左往する自分を楽しむのもいいのかもしれない。

生きていたらいいじゃない。

まるで、今日の出来事を見ていたかのように、「徹子の部屋」特集で美輪明宏さんが言っていた。『辛い時はね、変顔してみるといいわよ。』って❣️

確かに笑える。♫

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電気代高騰の折、節電も大切だけれども、心が凍えてしまいそうな時は、ガンガン、ヒーター入れて温かい昆布茶でも飲みましょうか。昆布茶って(笑)。来月、電気代に心が凍るかもしれないわ。🤣

 

 

大丈夫じゃ❣️って言われても・・・

 

「ごめん、明日の夜は遅くなる。」とツレ。

困ったな。明日の夜はヨメも民生委員の定例会がある。前回も欠席したので今回は行かねばならんな、と思っていたのだが・・・。ツレは仕事、今や我が家の唯一の稼ぎ手であるので最優先である。困り顔のツレとヨメに、ばあちゃんが言う。

「ワシが家に居るから2人とも遅うなっても大丈夫じゃ。」

・・・。😓

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「お母ちゃんが、居るけえ、遅くなれんのじゃろ‼️」

よく言った、ツレ。

あのね、ばあちゃん。あなたが1人で家にいることを心配してるのよ。ツレもヨメもいないところで、コケて額から血を流したまま横になってたでしょ。具合が悪くても真っ白い唇してご近所をふらふらしてるでしょ。水道の水もでっぱなしでしょ。電気も暖房もつけずに真っ暗な中、ボーッと座っているでしょ。家の中で待てばいいものの,寒い中ずっと外でヨメの帰りを待っているでしょ。そして翌日,具合が悪くなるのよね。救急車にも3回、お世話になったよね。ねえ、ばあちゃん、覚えてる?

モグモグモグ

ズズズズズ

ばあちゃん、知らんぷりで酢がきをほおばる。

「美味しいの〜。」

聞こえていないのか?聞こえないふりなのか?はたまた、本当に状況が分からんのだろうか?

・・・。

まあ、無理せず今回もヨメは欠席といたしましょうか。介護って、見守りって、いやいや、人間って、難儀やねえ。