ヨメろぐ

嫁を通して見た小宇宙!同居人の介護のため、31年間続けた仕事を辞めてヨメはじめました。ちょっと笑える日々のことをイラスト付きで更新中✍

消えゆくお正月の風物詩

 「来年からは餅はつかん❗️」

ばあちゃんが宣言。

 

 我が家では、毎年餅を家でつく。息子が家を離れ、じいちゃんが動けなくなるまでは、石臼に杵でモチをついていたー!

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重労働〜💦

 今はモチつき機。

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それでも結構な労働である。

しかーし、モチをつくことは、ばあちゃんのお正月なので家族で協力をする。

 

「お雑煮は?」

「うーん、お腹いっぱい。いらん。」

「あ!お餅を入れずに汁だけちょうだい。」

ツレなんてモチはつくが食べるのは見たことがない。

結局、正月にうれたモチは4個のみ。

余ったモチは冷凍庫へ。

 

 正月が明け、我が家の朝食は「チーン」で始まる。モチが焼けたことを知らせる音・・・。

ばあちゃんが、じいちゃんとヨメに配る。

さすがに今日の鏡餅のモチは焼いたら固かったー!

じいちゃん、「こりゃ、食えん。」

ばあちゃん、黙って飲み込む。

ヨメはお湯を沸かしてその中に・・・。

 

 突然、ばあちゃんがのたもうた!

「誰も食わんのなら、わしゃあ、はあ、モチはつかん❗️」

 

 おー、イイぞ❣️

と、ヨメは思ってしまった。

 

 しかし、これでまた日本の伝統文化が我が家から消えるのね。

そんな時代ではない!といえばそうであるが。

ご近所でも、もう杵でモチをつく音は聞こえない。我が家で見られなくなったお正月の風物詩・・・

 

  たこ揚げ

  羽根つき

  コマ回し

  かるた

  坊主めくり

  すごろく

  福笑い

  お年玉

  年賀状

  七草がゆ

  初詣・・・などなど。

 

 来年からは餅つきもなくなるな。

 

 どーでもいいような、寂しいような・・・。

 

 年越しそば、箱根駅伝、寝正月、コタツでミカンは健在だけど。

日本って国はどこに向かってるのかしら?

お正月の風物詩。

ヨメの心には留めておこう。