夏休みも終わり学校が始まった。
ヨメはじいちゃん、ばあちゃんを寝かせた後、定時制高校で講師をしている。
嫌だなあ〜。
四年生は5名しかいないが、うまく授業ができないストレス。「生徒は授業を聞く。」という前提が崩れる瞬間である。生徒の興味関心をひけない・・・。週にたったの3時間のお仕事であるが朝から緊張する。 31年間も学校の先生をしていたのに、だ。(笑)
じいちゃん、ばあちゃんのわがままが小さいことのように思えてくる。
学校へ行くとヨメのデスクに「健康診断」の結果が置かれていた。
どうかなあ〜。
‼️
要再検査「胃部X線検査で所見が認められます。内視鏡検査を受けて下さい。」とのこと。
ショック〜‼️
こうなると授業どころではなくなってくる。
ヨメは病気になるわけにはいかん。じいちゃん、ばあちゃんがまだおるし・・・、とかとか色んなことが頭をよぎる。
生徒の悪行も悪態も気にならない。今は自分の健康が最大の関心事である。
そして、ふと思うのである。
ヨメは常に「悩み事」と、ともにあるんだなあ。そして、大きな悩み事があると、今までの悩み事は小さく思えてくる。
「悩み事」が起こった時に「当たり前」の幸せに気づかされる。
ああ、悩みはつきない・・・。
ならば、「悩み」を抱えたまま、そうした自分であることを認めながら歩くしかない。
きっと、そんなヨメでもお天道様は見てくれているはずだ。
「悩み」に翻弄されながら
泣いたり、笑ったり、立ち止まる
小さな自分に気づかされ、ふと顔を上げる
そこには温かなまなざし
誰であったか?
きっと、1人ではないのだな
欠点だらけの「私」であるが
まる抱えで生きていく
だってさ
相田みつをさんも言っていたじゃん
「人間だもの」