ヨメろぐ

嫁を通して見た小宇宙!同居人の介護のため、31年間続けた仕事を辞めてヨメはじめました。ちょっと笑える日々のことをイラスト付きで更新中✍

ヨメの母に奇跡は起こり続け

 

母(実母)91才。

5月に緊急入院して5週間ぶりに目をさまし、その後6月中旬からは4日に1度目を覚まし、今や1日おきに目を覚ましている。その間、週2日面会に通っている。目がさめていてもいなくても、思い出話をしたり、近況を報告したりと何だか穏やかな日々を過ごしているヨメと母である。煩わしい事務手続きや病院関係は姉が全てしてくれているのでありがたい。

5月に「最期だな。」と覚悟を決め、6月に施設での看取りをお願いし、病院、施設関係者含めてみんな「もう体力が持たないであろう。」と思っていたのだが、ここまで点滴1つで復活し今やヨメが会いに行くと「お待ちしてましたよ。会いたかったわ。」「また、どこか食べに連れて行ってね。」と会話をする。

母に奇跡は起こり続け、意識がはっきりしているときはセリーを1つぺろりと食べる。七夕のお願いは「巻きずしが食べたいわ。よだれがでそう。」であった。先日は「今度はチョコレートが食べたいわ。」とヨメに話す。なんという生命力!

夜になるとますます元気になり「ねえ、何か食べさせてちょうだい。」って言うそうだ。奇跡は起こり続け、喜劇の様な会話が展開される。(^^;

困ったことが1つある。点滴の針をさす血管が見つからなくなってきたことである。何度も差し替えないと液漏れを起こす。点滴を通す管を体内に形成する手術をする方向に今動いている。

今の母は食べたいものがたくさんある。あれ食べたいこれ食べたいと言っている。口からの味覚に飢えている。こんな母から点滴は外せない。点滴をしながら時々いろいろな味のゼリーが食べれれば十分ではないか?それとも栄養を確保するために「胃ろう」をすべきか否か?「胃ろう」では食べ物の味を味わえない。何が正解なのか、母に聞けばいいのかもしれないが、聞くのも何だか怖い。もっと元気なうちに事細かに話す必要があったのかもしれないが、ここまでの展開は予想できなかった。自分の時は事細かに書き記しとかなければなるまいな。ん?母はそれを教えてくれてるのかしらん。

とにもかくにも母には何かまだお役目が残っているようである。寄り添えるだけ寄り添っていこう。

「そんなに私に会えて嬉しいの?ならもうちょっと頑張りましょ。」とほほえむ母である。

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数年ぶりに直接母に触れ、母の人生を振り返る。特別な夏になりそうです。