ヨメろぐ

嫁を通して見た小宇宙!同居人の介護のため、31年間続けた仕事を辞めてヨメはじめました。ちょっと笑える日々のことをイラスト付きで更新中✍

ばあちゃんと おはぎと ご先祖様と

    今年も ヒガンバナ(彼岸花)が咲いた。きれいなのだけれど、さみしく感じる。

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   秋のお彼岸。

9月23日は秋分の日。お彼岸の中日。太陽が真西に沈み、昼と夜の長さがほぼ同じになる。西のご先祖様のいる世界「彼岸」とヨメたちのいる「此岸(しがん)」が通じやすくなると言われている。おはぎを供えて先祖供養。

   ばあちゃんは、春と秋のお彼岸には必ずおはぎを作っていた。

   今年・・・ばあちゃん、忘れてる。2年前に脳梗塞をして思い出せないことや、言葉にできないことが増えた。

 

   「ねえ、ばあちゃん。お彼岸だよ。ばあちゃんのおはぎ食べたいねぇ。」ヨメ、言ってみる。昨日、ばあちゃんと小豆ともち米を買いに行く。

 

   ばあちゃんが階下からヨメを呼ぶ。

「小豆が煮えよるんじゃが、アレはいつ入れるんかいのぉ?わからんようになったのぉ。」

ばあちゃん、泣き顔。

料理の手順がわからなくなったのだ。

「砂糖だね。今入れて大丈夫だよ。ヨメがやろうか?」

ばあちゃん、にっこりして「そうそう砂糖。もう大丈夫。ワシがやる。」

 

    自転車🚲でどこにでも行き、味噌をつき、野菜を作り、共働きのヨメに代わって家事全般をこなしてた近所でも評判の働き者のばあちゃんの姿を思い出す。

  「ワシもできんようになったのぉ。」ばあちゃんの言葉に、小さな背中に、胸がきゅっとなる。がんばってきたんだ。もう、ゆっくりやればいいんだよ。

 

   少しふぞろいのばあちゃんのおはぎ。

「うまくできん。美味しゅうないわ。」

そんなことないよ。

やっぱり、ばあちゃんのおはぎは美味しいよ。    

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   ご先祖様もお一ついかがですか?

どうぞ、じいちゃんとばあちゃんを、見守ってくださいね。

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   あっ、子供たちとツレのこともよろしくお願いします。それからそれから、余力があればヨメもよろしくね。

     ワイロじゃないけど、

    ご先祖様、もう一つばあちゃんのおはぎを

召し上がれ💕

 

            ばあちゃん、ありがとう 😊

            ご先祖様、ありがとう 🙏