外出先から戻ったら、ばあちゃん、しかめっ面でヨメに言う。
「今日、あーちゃんとカフェに行ったんで。」
「あーちゃん」とは、ばあちゃんの姉である。
なんでしかめっ面?
「アンタがおらんかったけえ、タクシー🚖で行った。」
ほう!そういうことか!
ヨメを当てにしてたけどって話か?
ヨメ、負けなーい❗️
「 すっご〜い❣️都会のお年寄りは、友だちとタクシーに乗り合わせて行きたい所へ行くんだって! ばあちゃんも都会の人みたいじゃね。」
「ほうなんか? ええ事(良い事)なんかのお。」
「ばあちゃん達、オッシャレ〜❣️素敵〜。」
ばあちゃん、ニンマリ。
「ほーか!おしゃれじゃのお〜。」
すっかり、ばあちゃん、その気になった💖
話を聞けば、そもそも、あーちゃんがタクシー代を往復払ってるから、ばあちゃんが不機嫌になる必要ないじゃん。
ばあちゃんの姉、あーちゃん。
夫は介護施設へ入所中で、息子と同居している。
が、息子に頼るのをよしとしない。出かけるときは、足が悪いにもかかわらず、1人でいつも出かけてる。歩けない距離ではタクシーを使う。
これがまた、きっぷがいい。
カフェ(地元に素敵なカフェができた)までTaxiで800円。1000円渡してお釣りは受けとらない。
1000円以下の時はいつもそうしてるそうだ。お世話になるからだって。
そのために、きれいな1000円札をいつも準備してるって❣️
カッコイイ❣️
充分な年金があるわけではないから、大変だな、とも思うけど、あーちゃん曰く、「な〜に、他でシマツ(節約)すりゃあ、ええけえの。」
あーちゃん、カッコイイ ♫
ばあちゃん、かわいい💕
いろんな生き方があるんだな 🙄