トイレのフタを開けると、
便座に💩ウンチくんがべっとりついている。
拭いた形跡はあるものの、かなりついている。
この状態で、なぜ拭くのをやめた?
ねえ、じいちゃん。
拭ききれなかったのか?
いや、拭いた気になったのか?
パンツは汚れていないのかしら?
ばあちゃんに事情を話し、じいちゃんがお風呂に入ったらパンツを確認するように頼む。
「よっしゃ。」
頼もしいばあちゃんの返事。
これまで何度もウンチくん💩のついたじいちゃんのパンツを気づかずに洗濯機で他のものも一緒にまわしてしまった。
そして、干す時に気づくのである。
ウンチくんは洗濯機で洗っても完全にはとれない。黄色いシミとなってその存在感を見事に示すのである。
あ〜、ヨメのお気に入りのTシャツもウンチくんと共に回ったのか・・・。😩
じいちゃんはきっと、汚れたパンツは洗濯機に入れるときれいになる、って思っている。魔法のマシーンなのである。だから、ポイっと入れて知らん顔。
ばあちゃんがじいちゃんのパンツを片手に走って来た!
「やっぱり、ウンコがいっぱいついとるわい。」
・・・やっぱな。
「汚れとるけえ、洗濯機に入れとくの。」
ヤ・メ・テー‼️
待ってよ、ばあちゃん!
洗濯機に入れちゃダメなんだよ〜。
ウンチくんを落としてから別洗いするんだよ。
ああ、そうであった。
ばあちゃんは病気であった。
脳梗塞を患ってから、今までできていたことが、今まで理解できていたことが分からなくなっている。
ばあちゃんはもはや当てにできん。
じいちゃんに伝えるしかないか。
パンツが汚れたら、洗濯機に入れずにカゴに入れておいて、って。
伝えるのって、むっちゃ、勇気がいるじゃんね。言いにくいなあ〜。
・・・よしっ。
病院からの帰りにじいちゃんに言ったー‼️
じいちゃんから衝撃の告白・・・。
「いつ出たんか分からんのじゃ。」
ひょ、ひょえ〜。
1人で2人の介護はキツいわ〜。
ヨメ、持ちこたえられるか?
伝えてもどうしようもないこともあるかもしれない。もしかしたら、伝える相手を間違うこともあるかもしれない。
でも、言わなきゃ分からんことは、とりあえず言ってみるか。そして、ヨメも「できないことはできない」と伝えよう。
それでいいかな?