「さて、人生60年過ぎちゃったねえ。残りの方が少ないけど何をしようかねえ。」と、ヨメがつぶやくと、
「えっ!これからの方が長いんだよ。」とツレ。
何言ってんの。頑張って生きてあと20年~30年だよ。今までの人生の1/3ではないか。健康寿命で見るともっと短い。大丈夫か、ツレ・・・。
ツレによると、
23才から65才までの間で、働き、育児をし、社会人としてすべきことをし、食事してお風呂に入る、ってしていると、自分の純粋な自由時間は1日のうち2時間くらい。もっと短いかもしれないが、単純に計算すると65才までの自由時間は
2h×365日×42年=30,660時間。
働くのをやめてからの65才から80才までの自由時間は
8h×365日×15年=43,800時間。
なるほどね。介護や体力の衰えや病気もあるので一概にはいえないが、自由に自分のことをする時間はこれからの方が長い、という訳である。ツレはどうやら63才で会社を辞め、ばあちゃんの介護を代わってくれるという。なので、ヨメに63才からは自由にしていいと言う。
ほよっ!まじですか?
ちょっと戸惑い、かなりワクワク。
何しよう?
何がしたい?
どうしよう?
どうしたい?
先の見えない介護の中で、時折ドッヨ~ンとしているヨメである。
とりあえず、時間を気にせず自分時間で生活をしよう。そして、まだやったことのないことや行ったことのないところへ冒険の旅に出かける。ときどき家族と連絡をとりながら懐かしい人たちに会いに行く。会いたい人に会いに行く。体操教室や絵本の読み聞かせ、観光ガイドは続けたい。
四国八十八か所巡り
高野山に宿泊
温泉巡り
その土地の食事を味わう
図書館入りびたり
読書三昧
カープ観戦
ゴルフ三昧
気の合う仲間と夜な夜なおしゃべり
孫の顔をちょこっとと見に行く
インドネシア再訪
福岡に連泊し、体操研修参加
・・・。
なんだかささやかな夢だな。(笑)まあ、いいことにしよう。今はなかなか家から離れることができない。動けない今、もどかしく苦痛に感じることもあるが、ばあちゃんとの生活はこれから自分がどう生きるか、を学んでいる時間でもあると感じるのである。
皆さんは何がしたいですか?
今日の瀬戸内は穏やかです。