先日の高齢者問題研修会で一人の若者が発言。
「僕の祖母なのですが、家族から「危ないからアレするな、コレするな」って言われたり、「そんなこと言うな、古臭い。」って言われたりして、結局黙ってボーっと座っているんですよね。確かに足も悪いので色々すると危険だし、昔ながらの考え方で差別的な発言したりするからしかたないんですけどね。かわいそうだなって思ったり、仕方ないなと思ったり。最近は「早く死にたいわ。」って言ってます。」
ああ、同じだな。
そうして老人が活力を失っていくことは、ばあちゃんを見ていてよく分かる。だからと言って本人が自分の状態を把握できない場合、好きなようにやってもらうことは危険をともなう。あれこれやっては、ぶっ倒れ、最悪救急車を呼ぶことになったりする。ばあちゃんは3回ほど救急車🚑で運ばれたことがある。
なかなか難しい問題なのである。
色々と意見交流をしてみると、ひとり暮らしの高齢者は結構元気で、同居になるとやはり依存度が高まり活力減になっているようである。
人それぞれで一概には言えないが。
ヨメは紆余曲折あって最近は「好きにやってもらう」ことにしている。ヨメの鈍感力とツレのヨメの愚痴を聞く寛容力とばあちゃんの「ぶっ倒れても本望」という覚悟が必要である。ばあちゃん、なかなか覚悟ができない。
好きでやったのに、しんどくなると「やらされ感」をハンパなく出す。挙げ句の果ては「子は親の面倒を見るのは当たり前。アンタ〜、嫁じゃけえの〜。」
「嫁じゃけえ」どうした!
あゝ、やっぱヨメの葛藤は当分終わりそうにない。
おっとヨメも「鈍感力」、「鈍感力」!
大好きなシュトーレンとカヌレを食べて自分のご機嫌をとりましょう。